トム・クルーズ、キャリア史上最長のセリフ「暗記するだけ、難しくない」10分間の演説シーンに自信

来日中の俳優トム・クルーズが5日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画『DIGGER/ディガー』(10月9日全国公開)の記者会見に、監督のアレハンドロ・G・イニャリトゥと出席し、本作で挑んだキャリア史上最長の演説シーンを振り返った。
『DIGGER/ディガー』は、利益を上げることしか眼中にない傲慢な石油会社のCEO監督のアレハンドロ・G・イニャリトゥも出席した。ロックウェル(トム)を主人公とする大惨事コメディー。ディガーの欲深い行動によって“地球の大陸半分が水没する”という前代未聞の危機が到来し、自らその尻ぬぐいを命じられたディガーが大混乱を巻き起こす。
劇中に登場するディガーの演説シーンは、約10分間ワンテイクとキャリア史上最長のセリフを頭に叩き込むことになった。意外にも、トムは「これまでのキャリアでダントツで長かったです。動き回ったり、階段を上り下りしたりと身体的な動作もあり、本当に楽しかったです。唯一の心残りは『もっとやりたかった』ということです」と余裕の表情を見せる。
イニャリトゥ監督も「あの長ゼリフは圧倒的な精密さが求められました。カメラワーク、300人のエキストラとの動き、感情の切り替えなど、命がけで飛行機から飛び降りるスタントをこなしてきたトムだからこそできる、1秒の狂いもない完璧な精密さで演じ切ってくれました」とトムの職人技を絶賛した。
セリフの暗記については「ただ暗記するだけ。難しいことではありません」と強調したトム。「大切なのは『コミュニケーション』であり、監督と私が一緒に探求し、創造していくプロセスそのものです。ひたすら反復練習して身体に染み込ませます。戦闘機やバイク、レーシングカーの操縦と同じで、徹底的に練習することで頭で考えるのをやめ、その瞬間に没頭できるようにします。カメラの位置を察知しながらもセリフのことは一切考えず、完全にキャラクターになりきります」と振り返っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)



