アベンジャーズの原点!NYマーベルコミック本社を訪問

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 映画『アベンジャーズ』シリーズなどを通じて、世界中で数多くのファンを魅了するマーベルヒーローたち。そのショッキングな展開でファンの度肝を抜いた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXの9月5日発売に合わせ、マーベル映画の原点ともいえる、彼らが誕生したニューヨークのマーベルコミック社を訪問。名作コミックを生み出す編集者たちにマーベルのポリシーを聞くことができた。(編集部・入倉功一)

本社の場所は秘密

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エントランスも撮影NG、社内のロゴは撮影することができた。

 マーベル・コミックは、ニューヨーク中心部のビルの中に居を構えている。外観にはアベンジャーズタワーのようなロゴもなく、傍目には普通のオフィスビル。自力で見つけ出すことはまず不可能だろう。

 社内では、2017年から編集長を務めるC.B.セブルスキーが歓迎してくれた。世界中のアーティストにとって憧れの場であるマーベル。採用については「かなり絞っている」が、それでも入社希望が絶えないという。

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日本の漫画・アニメの研究家でもあり、日本での在住経験もあるC.B.セブルスキー

 「オフィスに入りこんで『ポートフォリオを見てくれないか?』とか『スタン・リーに会えない?』『仕事に応募できますか?』とか言い始める人たちが大勢やってくるから、会社の場所を秘密にしているんだ」

マーベル一色のレコーディングスタジオ!

 詳しい場所について記すことも、入口やビル周辺の撮影も厳禁。そんななかで今回、一部のテレビとウェブメディアの撮影が許されたのが、日本のメディアが入るのは初だというレコーディングスタジオ(クリエイティブ・ルーム)だった。

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マーベルに囲まれたスタジオ!

 今年できたばかりのスタジオで、YouTubeチャンネルで配信される映像番組や、Podcastの収録が行われている。フィギュアやコミックなど室内のインテリアは全てマーベル仕様。「アイアンマン」「キャプテンアメリカ」「アベンジャーズ」など、マーベル作品のイメージに合わせた照明に切り替えることができる。

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インテリアも完全にマーベル仕様

 また、会議室の一部もマーベル仕様。この日は、壁一面にスパイダーマンの描かれた会議室を見ることができた。壁画の横には、スパイダーマンや悪役たちのスタチューがズラリ。

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通称スパイダーマンルーム

 スタッフが働く社内は、中央にパーティションで仕切られたデスクが並んでおり、通常のオフィスビルとそこまで変わらない。壁面に目を向けると、セブルスキーをはじめ、大ヒットコミックを手掛ける編集者の専用オフィスが並んでいる。

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アメコミ編集者の仕事

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社内はシンプルに言えば“殺風景”だが、来客用のゲームスペースも

 本社に勤務しているのはエディターが中心だといい、コミックの脚本家であるライター、実際に絵を描くペンシラー、カラリスト(彩色担当)、インカー(ベタ担当)、レタラー(文字組み担当)など、具体的な作業を行うアーティストたちは、基本的に社外で作業をしているという。

 では、アメリカのコミック編集者はどんな仕事をしているのか。彼らの仕事について答えてくれたのは、「パニッシャー」「ヴェノム」などのコミックを手掛ける編集者のジェイク・トーマスだ。

 「(編集者は)コミックス制作の過程をすべて監督している。基本的には、クオリティーコントロールだね。ライターと一緒に企画開発を進めるんだ。時にはライターのほうから最高のアイデアがある、いいストーリーがある、って持ち込んでくれたりもするけど。それで一緒に開発を進めていく」

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NY在住なだけに、もともとは戯曲の勉強をしていたというジェイク・トーマス

 映画の場合、何人ものライターが脚本にかかわり、重役のチェックを通し、テストフッテージを作成したりと、撮影に入るだけで1年以上かかることもザラだ。マーベル・コミックの制作は、映画よりもはるかに個人的な作業だとジェイクは語る。「だから、各自が自分の持ち味を出せる。とても個人的な仕事だ。映画ほどの時間もかからない。チームのみんなで意見を変えながら早く終わらせる仕事なんだ。そのことで画期的なものや驚きが生まれる」

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女性スタッフの活躍

 また編集部内には、女性スタッフも数多く働いている。同社のディレクター兼編集者にして、マーベル・エンターテイメントのコンテンツ&キャラクター開発を担当するサナ・アマナットもその一人。彼女は、編集者としてイスラム教徒のスーパーヒロイン、ミズ・マーベルことカマラ・カーンを誕生させ、ホワイトハウスに招待された経験もある。

 「具体的な数はわからないけど、少なくてもここ10年間で大幅に変わってきています。以前に比べて本当にたくさんの女性が働くようになりました。編集部の三分の一は女性ですし、マーベル全体として見ると、デジタルメディア・スペースとか経理部、法務部、テレビ部門、アニメ部門、色んなところで素晴らしい女性たちが毎日見事な仕事をしています

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イスラム系女性ヒーローを生んだサナ・アマナット

 『インフィニティ・ウォー』でも大活躍だったブラック・ウィドウや、単独映画の公開を控えるキャプテン・マーベルなど、映画でも女性ヒーローが大活躍。正確な数は不明だが、女性ファンの数は確実に増えており、読者層のほとんどが女性のシリーズもあるという。

 「この10年……私が入社してからの9年間、女性キャラクターの進化も感じています。以前から女性キャラクターは存在したし、人気は高かったけど、女性ヒーローのコミックはより販売部数が伸びるようになったし、ほとんど女性か、女性しか読まないという作品も増えてきました。ここが、この10年間の女性スーパーヒーローの大きな変化ですね」

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マーベルのポリシー

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 アメリカだけでなく、世界的な人気を誇るマーベルは、2019年には設立から80周年を迎える。同社のヒーローが長く愛される理由をセブルスキーは、「完璧なマーベル・キャラクターはいません。完璧な人間がいないのと同じことです。なぜ共感できるのかというと、彼らも過ちを犯すからです」と分析する。

 そして、何よりそのマーベル人気を支えているのがファンたち。「我々にとって最も重要なことは、すべてのマーベルコミックは、新しい読者から昔からのファンまで、彼らが地球上どこに住んでいても、誰もが理解しやすくて楽しめるものであるということなんです」

 さらにシビルスキーは「あえて選ぶとしたら」と前置きしたうえで、マーベルのスローガンやモットーに言及。「『マーベルはみんなの窓の外側の世界』『マーベルはみんなのためのもの』。あと『マーベルは君のユニバース』。なぜならマーベルのユニバース(宇宙)は、ファンのものでもあるから」とファンを大事にする姿勢を見せた。

マーベルと縁が深いニューヨーク

 マーベルヒーローの出身地は宇宙規模に広がっているが、ニューヨークとの縁は深く、マーベル映画にもさまざまな場所が登場する。

 グランドセントラル駅のすぐ裏に建つメットライフビルは、映画ではアベンジャーズタワー(スタークタワー)が建っているといわれる場所。駅から延びる道路上では、『アベンジャーズ』でキャプテン・アメリカやブラック・ウィドウがチタウリとバトルを繰り広げた。道路の下に位置するカフェは、劇中でアベンジャーズが逃げ込む場所でもある。

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観光名所のひとつでもあるメットライフビル

 クイーンズボロ橋も訪問した。『インフィニティ・ウォー』で、地球に飛来したサノスの船を見たスパイダーマンことピータ・パーカーが、スクールバスから飛び出す場所だ。スパイダーマンにとって、NYは出身地なだけに、どの映画シリーズでも街中が印象的に使われている。

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劇中とほぼ同じ角度からクイーンズボロ橋を撮影

 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は全世界興行収入ランキングで第4位に入るヒットを記録。映画をきっかけにコミックのファンになったファンも数多いはずだ。自分たちの生み出したキャラクターが、映画となって愛されている現状を、マーベルのシニア・バイスプレジデントにしてエグゼクティブ・エディターでもあるトム・ブレヴォートは、「こんなに楽しいことはない」と語る。

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 トムは、『インフィニティ・ウォー』で、サノス部下として登場した敵役ブラックオーダーを紹介するコミックを編集した経験も。「ジョナサン・ヒックマンがライターで、ジム・チャンとジェローム・ペニャが作画を担当して、このキャラクターを創り上げました。その数年後、超大作の映画の中で命を吹き込まれたんです。とても楽しいことですよ。僕は『キャプテン・アメリカ』のバッキーを呼び戻したコミック『ウィンター・ソルジャー』も編集しました。これも映画化されて、ストーリーは全く同じというわけではないけど、かなり近いものだった。クールだし楽しいことですよ」と満面の笑みを浮かべた。

 「本当に良い映画を作るのは難しいことです。しかし、彼ら(マーベル・スタジオ)の多くの映画がうまくいきました。これはとてつもない功績ですよ。貢献した者としては、映画を観て『このシーンのアイデアは、(僕らが)はるか昔のある木曜日に考えついたアイデアだ』と気づくことができます。そして今では世界中の誰もがそれを目にすることができるのです」

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映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは9月5日発売 価格:4,200円+税 「4K UHD MovieNEX」も発売 先行デジタル配信中

(C) 2018 MARVEL

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