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テネットに続くSF超大作『レミニセンス』!ヒュー・ジャックマンが記憶に潜入

レミニセンス

 大ヒットを記録した『TENET テネット』以来となるSF超大作『レミニセンス』が、9月17日に日本公開を迎えます。主人公の記憶潜入<レミニセンス>エージェントにふんしたのは、『グレイテスト・ショーマン』『レ・ミゼラブル』『LOGAN/ローガン』など数々の人気作に主演し、親日家としても知られる我らがヒュー・ジャックマン! ヒューとSFの魅力がさく裂した本作の見どころに迫りました。(編集部・市川遥)

『TENET テネット』以来のSF超大作は“ノーラン”とこんなにリンク!

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ジョナサン・ノーランの妻でもあるリサ・ジョイ監督

 劇場公開映画としてクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』以来のSF超大作ということ以外にも、『レミニセンス』には“ノーラン”とのつながりが! まずは本作のプロデューサーが、ノーラン監督の弟であるジョナサン・ノーランだという点。ジョナサンは脚本家として『メメント』『プレステージ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』『インターステラー』を手掛けており、ノーラン監督の頼れるコラボレイターとして知られています。

 そして本作の監督・脚本・製作を務めたリサ・ジョイ(「ウエストワールド」のクリエイター)は、2001年に開催された『メメント』のプレミアに参加して「わたしも記憶をテーマにした作品を作りたい!」という思いを強め、それが『レミニセンス』の誕生につながったという背景も。ノーラン監督は『TENET テネット』が『メメント』におけるコンセプトを発展させた作品であることを認めており、『TENET テネット』と『レミニセンス』のどちらも『メメント』が誕生のきっかけになっていたのです。ちなみに、リサとジョナサンは『メメント』のプレミアで出会って結婚、公私にわたるパートナーとなっています。

ヒュー・ジャックマンが記憶潜入<レミニセンス>エージェントに!

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 ヒューが本作で演じたのは、記憶潜入<レミニセンス>エージェントのニック・バニスター。事件の証人から過去の幸せなひと時を追体験したい依頼人まで、記憶潜入装置を使ってさまざまな人の記憶にアクセスします。記憶は360度映像として再生され、ニックはその映像から真実を読み解いていくのです。人間の意識の中は迷宮さながらに入り組んでいるため、依頼人が無事に記憶までたどり着き、安全に戻って来られるようにその声で道案内をするのもニックの仕事。『グレイテスト・ショーマン』『レ・ミゼラブル』といったミュージカルでも披露してきたヒューの美声は耳に心地よく、観客をも危険をはらんだ記憶の迷宮の中へ導いていきます。

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記憶潜入装置に入ったニック・バニスター

 自身を一躍スターダムに押し上げた『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役でも過酷な肉体改造に挑んでいたヒューだけに、心に深い闇を抱えた満身創痍の元軍人であるニック・バニスター役も心身共に説得力を持って熱演。「僕の場合、“この役を逃すわけにはいかない”と焦ることはほとんどないんだけど、今回だけは別」とヒュー自身が熱望した役であり、現在の彼だからこそ醸し出すことができたであろう円熟味を増したハードボイルドな演技は絶品です。

ヒューを魅了した本作ならではの革新的なSFの世界観

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水の都市となった近未来のマイアミ

 脚本を読む前に、リサ・ジョイ監督から絵コンテやデザイン画を見せられ、本作のSFの世界観に大興奮したというヒュー。環境問題も反映して作り込まれたその世界は、オープニングから観客を一気に近未来へと没入させるほど圧倒的です。舞台は、海面上昇によって冠水した近未来のマイアミで、地球温暖化によって気温が危険なレベルまで上がったため、人々は昼夜を逆転させて活動しています。極限の状況でありながら、水浸しになったマイアミがネオンで照らされるさまは幻想的で美しく、SF映画の金字塔『ブレードランナー』を彷彿するようで、その冷たいトーンの近未来とは好対照。ジョイ監督はあえて『ブレードランナー』からは離れようとしたといい、海に沈んだ線路などはスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』からもインスピレーションを受けたと明かしています。

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『レミニセンス』UKプレミアでもおちゃめなヒュー

 リアルにこだわるジョイ監督は、廃業したテーマパークにマイアミをまるっと建設し、実際に水没させて撮影しました。ヒューはそんな“水責め”状態で体力的に疲弊していたはずなのに、テイクの合間もセットを離れることなく『雨に唄えば』を歌ってクルーを楽しませていたのだそう! また、毎週金曜日、キャストとスタッフに宝くじを配ったりもしており、常に現場全体の雰囲気を明るく保っていました。ジョイ監督は「彼は役を演じるためならどんな苦労もいとわず、大物俳優にありがちなエゴもありません」と常にいい人なヒューの人柄とプロ意識の高さをたたえています。

『グレイテスト・ショーマン』の名コンビが再び!

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レベッカ・ファーガソンのファム・ファタールぶりは必見!

 本作の大きな見どころの一つといえるのが、『グレイテスト・ショーマン』で伝説のエンターテイナー&オペラ歌手を演じたヒュー&レベッカ・ファーガソンの名コンビが再共演している点です。レベッカがふんしたのは、本作のファム・ファタールというべき謎めいた美女メイ。ニック(ヒュー)は依頼人として現れたメイに惹かれ、二人は心を通わせたかのように見えましたが、彼女は突如として行方をくらませてしまい……。メイの謎を追えば追うほど彼女の知られざる顔が次々と明らかになっていき、“記憶のガイド”役だったはずのニックは自らが記憶の迷宮にさまよいこんでしまうことになります。

 レベッカも、ヒューとは「以心伝心の仲」だと明言しているだけに二人のケミストリーは抜群。ヒューは「レベッカの演技には知らないうちに引き込まれてしまう。メイは捉えどころのない女性なんだ。セクシーだけど何を考えているのか検討もつかない。難攻不落に見えるけど、話が進むにつれて弱さも見せるんだ。メイはニック・バスターを虜にし、ヒュー・ジャックマンも虜にしたんだから、世界中の観客も虜にすると思うよ」とレベッカ=メイの魅力を熱弁。「未知の世界を体感し、先の読めないストーリーを楽しみたいなら、この作品はうってつけ。作品の舞台は実に刺激的だし、ストーリーはオリジナルだから、どう展開するのか予想がつかない。予想できたと思った途端、肩透かしを食らうんだ。話が二転三転した後は、最高のエンディングが待っている。これほど見事な脚本を読んだのは久しぶりだったね」とアピールしています。

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記憶の中のメイに取りつかれていくニック

 ヒュー&レベッカという美しい二人の熱演に、細部まで作り込まれたSFの世界観、そして“記憶”をテーマにした観る者を翻弄するスリリングなストーリーと、『TENET テネット』以来のSF超大作となった『レミニセンス』はまさに映画館で観るべき映画。「僕は日本が大好きなんだ! この映画のために日本に行けると思っていたんだけど」とコロナ禍で来日を断念せざるを得なくなったヒューが本作に込めた熱い思いを、劇場でしかと受け止めましょう!

映画『レミニセンス』は9月17日より全国公開 公式サイト 上映劇場

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