ADVERTISEMENT

新キャプテン・アメリカが最高だと言いたい理由…!

 いよいよ2月14日に公開されるマーベル最新作キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールドで新たなキャプテン・アメリカとして活躍するのが、初代キャップから盾を受け継いだ彼の親友、元ファルコンのサム・ウィルソンアンソニー・マッキー)だ。最高のナイスガイにしてアベンジャーズでも最高の人格者! 世界を揺るがす巨大な陰謀に立ち向かう、新キャップの魅力を徹底紹介する。

サムがいいヤツすぎる!キャップの頼れる相棒

スティーブ・ロジャースから受け継いだ盾を持つサム

 新たなキャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソンは、笑顔が似合う紳士で、ジョークも得意な、誰とでもすぐ友達になれるナイスガイ。そして、初代キャップことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)がもっとも信頼した人物でもある。

 2人の出会いは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』まで遡る。日課の早朝ランニング中に遭遇した2人は、初対面で(スティーブ圧勝の)レースを繰り広げ、すっかり意気投合。70年近い眠りから目覚めた“英雄”スティーブにも対等に接するサムは、孤独な彼を気にかけ、初対面でオススメCDまで教えるナイスガイぶりを発揮する。振り返れば、この時点から、スティーブがサムに盾を譲り渡す運命は決まっていたのかもしれない。

 スティーブの仲間になったサムは、元空軍落下傘部隊の経歴を生かし、翼が付いた軍用ウィングパックを装着したヒーロー、ファルコンとしてアベンジャーズの一員となる。高潔すぎるスティーブに対しても、常に友人として接するサムの人格に、幾度キャップが助けられてきたかわからない。アベンジャーズが“キャップ派”と“アイアンマン派”に分かれて対立した時も、サムは仲間同士の対立を憂いながらキャップ側に立った。彼もまた、スティーブの隣でキャプテン・アメリカのあるべき姿を見てきたのだ。

キャップにも友人として対等に接していた

 振り返れば、サムとスティーブはよく似ている。ジョークはサムの方が上手だが、お互いに軍隊で鍛えた身体能力だけでなく規律ある生活を心がけ、信念のある行動を尊重する価値観も同じ。そう思うと、最初からサムは、次代のキャップに相応しい資質を持っていたのだろう。スティーブもきっと、サムと一緒に行動しながらそう思うようになったに違いない。だからこそ、引退を決意したスティーブが、キャプテン・アメリカの象徴である"盾"を譲る相手に選んだのも、サムだった。

 盾の継承シーンでも、サムの誠実な一面がよく見て取れる。スティーブに促されて“正義の象徴”とされる盾を手にしたサムは一瞬困惑し、「借り物みたいだ」と素直な感想を口にする。そして、スティーブに「君のだ」と背中を押されて「ありがとう。ベストを尽くすよ」と回答。この盾にふさわしい存在は、後にも先にもスティーブしかいない。他の誰よりもそれがわかっていて、この盾を受け継ぐには相応の覚悟がいることを誰よりも理解しているからこその反応だ。ここまで誠実な彼だからこそ、“キャプテン・アメリカ”の名にふさわしい。

アベンジャーズの中で最高の人格者

スーパーパワーはないが強靭な肉体とチームを率いる高潔な人格はキャップそのものだ

 特殊なパワーを持つメンバーが目白押しのアベンジャーズだが、サムは屈強な身体能力と戦闘力を誇るものの、基本的には普通の人間だ。スティーブのように超人血清も打っておらず、スーパーパワーは持っていない。しかし、彼にはそれを補って余りある、誰にも負けないものがある。それが、スティーブに匹敵するほどの人格者という点。彼ほどのナイスガイは他にはいない。

 スティーブと出会ったころのサムは退役軍人だったが、辞めた理由も彼らしい。戦闘中に親友が目の前で撃墜されるのを見た彼は、同僚を助けられなかった自分の無力さを痛感し、軍隊を去った。そして、退役後に選んだ仕事は、PTSDなどに苦しむ退役軍人を助けるカウンセラー。誰かの助けになることを何よりも優先する。そんなサムだからこそ、キャプテン・アメリカのようなリーダーに相応しいのだ。

 友を失った心の痛みを知っているからこそ、誰よりも友情に厚い。アベンジャーズがキャップ派とアイアンマン派に分裂したバトルでは、対立しているウォーマシン/ローディ(ドン・チードル)が空から墜落した際、戦闘中にもかかわらず、その身を心配してすぐに下降した。敵対していても、情のある相手を助けることを戦いよりも優先する。サムのいいヤツさが伝わる一幕だ。スティーブと並んでアベンジャーズを引っ張った存在といえばアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)やソー(クリス・ヘムズワース)がいるが、彼らにも匹敵するほどのリーダーシップを今後発揮してくれるに違いない。

盾だけじゃない!超最新ガジェットがすごい

ガジェット付きのスーツの数々も見どころになりそう

 ファルコン時代のサムは、人工の翼が付いたウィングパックで空を舞い、アクロバット飛行を駆使して大活躍。空中を軽やかに舞うサムの卓越した飛行技術と高速スピードは、見るたびに思わず見惚れる素晴らしさだった。

 キャプテン・アメリカになってからは、スティーブと同じく、星条旗を思わせるウィングスーツを着用。このスーツは、ブラックパンサーの故郷ワカンダで製造してもらった究極の一品。より洗練されただけでなく、機能もアップしている。白を基調にブルーのラインが入ったスーツが光を浴びて、目にも眩しい。盾だけではなく、小型ロケットや誘導ミサイル、高性能ドローンなどを駆使して戦ってきたサムだが、新スーツはこれまで以上の高性能、新機能を備えているはず。すでに公開されている予告編では、背中の翼をシェルターのようにして体を覆い、敵の攻撃を防ぐ姿が映し出されている。ブラックパンサーのスーツのように、衝撃を吸収して衝撃波を放つような場面も見られ、まだまだ新たな性能を見せてくれるに違いない。

 さらに予告編では、ダークブルーを基調にした新スーツも登場している。いかにして新たなスーツを手にすることになるのか。ムネアツの展開が明かされるのも楽しみだ。

生ける伝説ハリソン・フォード演じるレッドハルクとの激しいバトル!

 そして、キャプテン・アメリカの最大の敵となりそうなのが、ハリソン・フォード演じるサディアス・ロスだ。彼は、国務長官時代にヒーローたちを政府の管理下に置く「ソコヴィア協定」を提唱し、それに反対したサムたちを刑務所に投獄した人物。サムは当時、スティーブと一緒に協定に反対していて、ロスのことを信用していない。さらに悪いことに、今回は彼がアメリカ合衆国大統領になってしまった。本作の予告編では、ロスがサムを軍隊に誘っているが、そこにはきっと裏があるはず。サムがそのまま従うとは思えない。

 ただ、サムもこれまでとは貫禄が違う。スーツ姿でロス相手にも堂々と渡り合う彼の姿は、新たなキャプテン・アメリカとしての自負と責任が、彼を一回り大きくしたことを実感してこちらも嬉しくなるばかり。はたしてサムは大統領に協力するのか、それとも対立するのか。この2人の関係がどうなるのかも、映画で確認しないわけにはいかない。

 現在82歳にして『エアフォース・ワン』(1997)以来の大統領役に挑むハリソンも貫禄十分。さらに今回は、マーベルでも屈指の最強キャラクター、レッドハルクに変身してしまう。予告編で雄叫びをあげる、筋肉ムキムキでハリソン顔のハルクはかなりのコワさ。キャップとどんな戦いを見せてくれるのか。レッドハルクにはハルク並みのパワー、サムにはキャップから受け継いだ気高い心とワカンダ製の高機能スーツがある。互いにアメリカを背負う存在である2人が繰り広げる、文字通りの代理戦争はアクションの見せ場の一つになるはずだ。

 ただ、このバトルの背景にもさらなる陰謀が潜んでいそう。予告編のロス大統領は、自分の意思に反してレッドハルクに変貌させられているようにも見える。さらに映像では、何者かがサムに「キャプテン・アメリカ、よく考えろ 誰が黒幕か」と呼びかけている。誰が、何の目的で、どんな陰謀を計画しているのか。アメリカ全土にとどまらず、世界を揺るがす陰謀が見えてきそうで、スリルとサスペンス満載のストーリーにも期待が高まってしまう。

 最強のパワーを持つレッドハルクと、姿の見えない巨大な陰謀。まったくタイプの違う2つの強大な敵に、キャプテン・アメリカは、どのように立ち向かうのか。どちらの戦いでも、マーベル史上最高のナイスガイ、サムの熱い心と全身全霊を込めた激闘ぶりが、胸を熱くしてくれる。そんな予感がしてならない。(平沢薫)

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2月14日より全国公開
公式サイトはコチラ!<<
(C) 2025 MARVEL.

ADVERTISEMENT
  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT