朝ドラ「あんぱん」キャスト・相関図【まとめ】

連続テレビ小説の第112作「あんぱん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか、土曜は1週間の振り返り)の豪華キャスト、人物相関図、あらすじをまとめて紹介する。(随時更新)
あらすじは?
アンパンマンの生みの親・やなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルとした「あんぱん」で描かれるのは、何者でもなかった二人の人生を通して生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気のオリジナルストーリー。
昭和初期、高知の町中をものすごい勢いで走る少女「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶ(今田美桜)がいた。一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩(北村匠海)は、伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶと出会う。
開戦間近、のぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女に。やがて戦争が始まり、嵩は出征した。のぶは戦争で全ての価値観が変わり「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と高知の新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社し、二人は同じ雑誌の担当となった。
嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安だった。のぶはそんな嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待っているわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まる。
お風呂はなくトイレは共同。天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚する。「手のひらを太陽に」「アンパンマン」が世に出るのは、まだ先のこと──。
「あんぱん」って?
やなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルとしたヒューマンドラマ。実在の人物をモデルとするが、激動の時代を生きた波乱万丈の物語として再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなく、脚本を「花子とアン」「Doctor-X 外科医・大門未知子」などの中園ミホが手掛ける。
ヒロインはオーディションで選ばれた今田美桜。暢さんをモデルとした主人公・朝田/若松のぶを演じる。一方、やなせさんがモデルの柳井嵩役を北村匠海が務める。主題歌はRADWIMPSの「賜物」。語りを林田理沙アナウンサーが担当する。全26週(130回)。
人物相関図【第12週~】
主人公・朝田/若松のぶ(今田美桜)
高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育つ。三姉妹の長女。県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていく。持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれる。ちょっと気が弱くて自信のない柳井嵩(やないたかし)と出会って激動の時代を共に生き、どんな時も励まし、けん引し続ける。
朝田のぶ【幼少期】:永瀬ゆずな
若松家
若松次郎:中島歩
のぶにとって初めてのお見合い相手で、夫となる。商船学校を卒業し、一等機関士として働いている。父親は結太郎の知人で、機関長。次郎本人も結太郎と船上で会ったことがある。カメラが趣味。戦争が激化したことで、貿易や旅行ではなく、兵隊や軍需物資を運ぶための航海に出ている。
若松節子:神野三鈴
次郎の母。のぶの存在を知り、朝田家に次郎とのお見合い話をもってくる。
朝田家
朝田結太郎:加瀬亮
のぶの父。妻と娘3人をとても大切にしている。商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回っていたが、出張中に亡くなる。
朝田羽多子:江口のりこ
のぶの母。朝田家を支え続ける、家庭的で趣深い母。夫を尊敬し、子どもたちには平等に接する。
朝田蘭子:河合優実
のぶの妹。真面目で器用なしっかり者の次女。誰が何を考えているかを察し、的確な行動をする。思いを寄せていた豪と結ばれるが、戦争で失う。
朝田メイコ:原菜乃華
のぶの妹。天真爛漫(てんしんらんまん)で、歌うことが好きな三女。朝田家の皆を幸せな気分にさせる。嵩の親友・健太郎に思いを寄せている。
朝田釜次:吉田鋼太郎
のぶの祖父。「朝田石材店」三代目で、その道一筋の石工。手先は器用だが、人への接し方は不器用。
朝田くら:浅田美代子
のぶの祖母。釜次とともに「朝田石材店」を支えてきた“くらばあ”。おっとりしていて、ややとぼけている。
屋村草吉:阿部サダヲ
風来坊のパン職人。どこからともなくふらりと高知にやって来た、謎の男。お金にうるさく口は悪いが、パン作りの腕はたしかである。ヒロイン・朝田のぶと柳井嵩の人生に大きな影響を与えていく。
原豪:細田佳央太
釜次の弟子。釜次のことを尊敬してやまない、若き石工。朝田家の一部屋に住まわせてもらっていたが、召集令状が届き入隊する。出征前に蘭子と結ばれるが、戦地で亡くなる。
柳井家
柳井嵩:北村匠海
柳井家・長男。幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。若い頃から漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に行くことになる。戦後、高知の新聞社でのぶと再会する。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、様々な活動をしていくようになる。
柳井嵩【幼少期】:木村優来
柳井清:二宮和也
嵩の父。出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死。文学や絵に造詣が深い、嵩が大好きな父。清は既に他界しているところから物語は始まる。
柳井登美子:松嶋菜々子
文化的な教養が豊かであり、美しく勝ち気で利発な嵩の母。嵩が幼い頃に夫の清を亡くす。奔放な振る舞いで、嵩を翻ろうする。
柳井寛:竹野内豊
嵩の伯父。柳井診療所の院長をつとめる町医者。嵩や千尋にとっての育ての父で、どんな時も二人を励まし続け、生きる道しるべを示す。嵩の東京高等芸術学校の卒業を待たず、亡くなる。
柳井千代子:戸田菜穂
嵩の伯母。厳しさと優しさを持ち合わせた女性。夫の寛とともに、おいっ子の嵩と千尋を育ててきたが、寛に先立たれる。
柳井千尋:中沢元紀
嵩の弟。幼少期は体が弱く、兄の陰に隠れるような弟だったが、大きくなるにつれ、家族思いで優しく、文武両道の青年となる。
宇戸しん:瞳水ひまり
柳井家の女中。高知で柳井診療所を営む柳井家を献身的に支える。柳井家の面々からも慕われている。
小倉連隊
八木信之介:妻夫木聡
戦時中、嵩が所属することになる小倉連隊の上等兵。軍隊になじめない嵩を気にかけ、折にふれ助け舟を出す。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、のぶと嵩の人生に大きな影響を与えるようになる。
辛島健太郎:高橋文哉
嵩の東京高等芸術学校時代の同級生。福岡出身。若い頃に友人がいなかった嵩にとって真の友人。嵩より先に出征していたが、小倉連隊で再会する。炊事班。
田川岩男:濱尾ノリタカ
中国の戦地で再会した、嵩の御免与尋常小学校時代の同級生。四国師団所属の工兵連隊より中国に分遣され、野戦任務についている。兵長。
神野万蔵:奥野瑛太
小倉連隊で嵩が所属する内務班の班長。強面で、班員たちを厳しく指導する。
馬場力:板橋駿谷
小倉連隊で嵩が所属する内務班の古年兵。新兵教育係として、嵩たち初年兵を厳しく指導する。
甲田鉄:萩原亮介
小倉連隊で嵩が所属する内務班の古年兵。馬場とともに、嵩たち初年兵を厳しく指導する。
今野康太:櫻井健人
小倉連隊の初年兵。嵩の御免与尋常小学校時代の同級生でもあり、久々の再会を果たす。
目黒新:日高由起刀
小倉連隊の初年兵。学校が中学までだったため、早く出世して手柄をあげたいと思っている。
加畑安雄:薄平広樹
小倉連隊の初年兵。同じ初年兵の嵩たちとともに切磋琢磨していく。
粕谷将暉:田中俊介
小倉連隊の軍曹。嵩の絵の実力を買い、ある任務を与える。
島仙吉:横田栄司
小倉連隊の中隊長で、大尉。優しい雰囲気を持っており、隊員たちにとっての父親的存在。
のぶと嵩が学生時代に出会う人々
黒井雪子:瀧内公美
のぶが高等女学校を卒業後に入る女子師範学校の教師。
小川うさ子:志田彩良
のぶの同級生で幼なじみ。のぶと一緒に通っていた女学校時代は、卒業までに良い相手を見つけて花嫁になることを夢見ていたが……。
山下実美:ソニン
のぶが通う高等女学校の教師。
座間晴斗:山寺宏一
嵩が通う芸術学校の教師。嵩にとって生き方、人生の考え方の基本を教えてくれた恩師。
のぶと嵩が戦後入社する「高知新報」で出会う主な人々
東海林明:津田健次郎
高知新報の編集局主任。戦後の闇市でのぶと出会い、のぶに高知新報の採用試験を受けることを薦める。
小田琴子:鳴海唯
高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社。ふだんはおしとやかだが、酒が入るとじょう舌になる。
岩清水信司:倉悠貴
高知新報の編集局記者。後に地方紙としては異例の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの一員になる。
その他キャスト
薪鉄子:戸田恵子
のぶが高知新報時代に出会う高知出身の代議士。のぶ以上のスピード感で進んでいくハチキン(土佐ことばで、快活な女性)であり、「弱い立場の者に手を差し伸べる」という強い信念がある。後にのぶの人生に大きな影響を与えていくことになる。
いせたくや:大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)
作曲家。CM音楽や映画・テレビ・ラジオの劇音楽を多数作曲。そのかたわらミュージカル創作にも意欲を燃やす。生涯で15,000曲以上を作曲。音楽を担当したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で嵩が舞台美術を担当することになり、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになっていく。
(C) NHK


