朝ドラ「あんぱん」 新キャスト【のぶ初のお見合い相手&母親】
今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)の新キャスト2名が発表された。ヒロイン・朝田のぶ(今田)の初のお見合い相手とその母親として、中島歩と神野三鈴が出演する。
中島歩

若松次郎(わかまつ・じろう)役
のぶにとって初めてのお見合い相手。商船学校を卒業し、一等機関士として働いている。父親は結太郎(加瀬亮)の知人で、機関長。次郎本人も結太郎と船上で会ったことがある。カメラが趣味。
<コメント>
11年ぶりの“朝ドラ”はやっぱり特別で、難しくて、なんか青春っぽかったです。
そしてこんなにのめり込んで仕事ができた自分自身に驚いています。
そんな機会にまた出会えたことはとても幸運です。
お楽しみにー。
神野三鈴

若松節子(わかまつ・せつこ)役
次郎の母。のぶの存在を知り、朝田家に次郎とのお見合い話をもってくる。
<コメント>
私の母は生前「アンパンマンは目の前に困っている人がいたら自分の顔を齧(かじ)らせてあげるの。一番すてきなヒーロー ね」とよく話していました。
日常の中やニュースを見ては母の言葉に思いを馳せることが多くなり、そんなときに中園ミホさんの脚本でやなせさんご夫婦のお話が朝ドラに! 自分が物語の細胞のひとつになれるなんて。あんまりうれしくて思わず踊ってしまいました。
すばらしい役者さんたちの中に途中参加する不安も、柳川(強)監督が衣装合わせから名演出でほぐしてくださり、(土佐ことば指導の)西村雄正さんが役者ならではの指導で土佐弁に血を通わせてくださいました。
朝田家の皆さんの包容力の大きさ、さりげない優しさに助けられて。
スタッフの皆さんがこの作品を愛していて、今田美桜さんの明るさと情熱を真ん中に穏やかな熱気が満ちている現場にいられる幸せ。
私は家族にあの戦争を経験した人がいる世代。語ってくれたこと、つないでくれた命の意味を申し送りできたら。
早く皆さんに中島歩さん演じる自慢の息子、次郎に出会っていただきたいです。
▼「あんぱん」概要
連続テレビ小説の第112作「あんぱん」は、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルとしたオリジナル作品。激動の時代にさまざまな苦難を乗り越え、やがてアンパンマンを生み出していく二人の愛と勇気の物語をフィクションとして描く。
脚本は、「花子とアン」(2014)以来2度目の朝ドラ脚本となる中園ミホ。今田が暢さんをモデルとした主人公・朝田のぶ、北村匠海がやなせさんをモデルとした柳井嵩を演じる。主題歌はRADWIMPSの「賜物」。語りを林田理沙アナウンサーが担当する。
(清水一)