シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

史上もっとも盛り上がらない野球映画。

  • バンクーバーの朝日
    ★★★★

    石井裕也と奥寺佐渡子は一体何がやりたかったのだろう。弱小球団が連戦連勝で勝ち昇ったりするなど野球映画として燃える部分を徹底して忌避。妻夫木&亀梨のメイン・キャストもそろって鬱屈キャラで物語を微塵も推進しない。その役割を担うのは高畑充希ただひとり、しかも彼女と石田えり以外、名だたる女性キャストの存在意味が無に等しいって! 野球映画のクリシェに抗しようというのならそれでもいい。しかし日系移民の苦難や惑いが十全に描かれるかというとそれもまた避けられる始末 (優勝してから人気爆発するが日系排斥に呑まれ…なんてそれだけでドラマだろうに)。光と闇を完璧にすくい取る近藤龍人のキャメラの冴えがひたすら虚しい。

⇒映画短評の見方

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、大阪・天六のブックカフェ「ワイルドバンチ」で月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤の日曜日には鼠を殺せ」を主宰。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「SAVVY」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。ちょいと私事でレヴューをアップし損ねてましたが、どんどん書いていきます。

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