シネマトゥデイ

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ファイト・クラブ的な破壊の野性を柳楽優弥が不敵に不死身に体現

  • ディストラクション・ベイビーズ
    ★★★★

    殴る、蹴る、壊す。暴力礼賛ではない。内なる肉体の叫びにピュアだ。
    鑑賞する整然としたドラマではない。目撃する混沌としたアクションだ。
    ファイト・クラブ的な破壊の野性を柳楽優弥が不敵かつ不死身に体現する。
    同調して本能を開く菅田将暉の今っぽさ。小松菜奈には壁ドンではなく殴打がよく似合う。
    現代社会に突如として現れた喧嘩祭り的衝動。スマホとYouTubeが拡散する恐怖と興奮。
    動機や勝敗とは無縁のフィジカルな暴走は現実的な痛みを超え、あくまでも映画的だ。
    この調子で真利子哲也監督には、粋のいい俳優を起用して思う存分暴れまくり、
    この国の去勢された商業映画の世界を壊しまくってほしい。

⇒映画短評の見方

清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター|●日藝映画学科中退後、映像や編集の制作会社等を経て制作・編集・文筆業●映画誌「PREMIERE」「STARLOG」等で編集執筆●フリーペーパー「Dramatic!」編集長●海外ドラマ「GALACTICA」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「スター・ウォーズ学」(共著) ●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画制作で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連賞最優秀賞 受賞

近況: ●kotoba春号「特集:ブレードランナー2019-2049」●デジタルハリウッド大学「アニメフォーラム」講演●映画.comコラム●「Pen」SF特集/●NHK BSプレミアム「ザ・ベストテレビ」出演●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」●TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

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