シネマトゥデイ

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ドS監督とドM俳優が起こした“奇跡”

  • 愛しのアイリーン
    ★★★★★

    熊のような童貞男を演じる安田顕に、まるで鬼婆な母を演じる木野花など、主要キャラのほとんどは、原作キャラに似ていない。とはいえ、吉田恵輔監督の尋常じゃない原作へのリスペクトに、そこに賛同した役者が魂からキャラに繋がることで、知らぬ間に、そのキャラにしか見えなくなる。これぞ、コミック原作映画化の理想形だ。確かに、設定や作風的に好き嫌いはあるだろうし、評価的にも賛否分かれるだろう。とはいえ、映画監督が生涯に1本撮れるかどうか分からない熱量だらけの137分。と同時に、日本映画界屈指のドS監督と脱ぎたがりのドM俳優との出会いが実現させた“奇跡”である!

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くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「CREA WEB」にて長久允監督など、インタビュー記事などが掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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