シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

イーストウッドが唱える「人は見た目が9割」問題

  • リチャード・ジュエル
    ★★★★

    30半ばにして実家暮らし、承認欲求が強すぎるボンクラに襲い掛かるFBIとメディアリンチの嵐! とにかく気の毒なのだが、イーストウッド監督は主人公の日頃の行いや付き合う友人など、自業自得なところもキッチリ描写。そんな彼に『マッシュ』の伍長レーダーのあだ名を付け、冤罪を訴える弁護士(ノリに乗ってるサム・ロックウェル!)との奇妙なバディムービーとしても楽しめ、随所に笑いの要素をブチ込む、あざとさに脱帽。そんな『ジェミニマン』と同じ人間が書いたと思えないほど、練りに練られた脚本ではあるが、事の発端となるオリヴィア・ワイルド演じる女性記者の顛末が、あまりにも?臭いのが唯一引っかかる。

⇒映画短評の見方

くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「香港ポスト」にて谷垣健治監督、「CREA WEB」にて高杉真宙さん、「TV LIFE」にて田辺誠一さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

» くれい響 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク