9年前も、今も変わらない、持ち場を守るプロの意識

2020年3月5日 相馬 学 Fukushima 50(フクシマフィフティ) ★★★★★ ★★★★★

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Fukushima 50(フクシマフィフティ)

 東日本大震災による原発事故に立ち向かった作業員たちにスポットを当てる本作。核となるのは彼らの強い職業意識だ。

 余震の恐怖と戦いながら、汚染された原子炉内に入っていく男たち。苦渋の決断で危険な仕事を彼らに指示し、一方では無茶を要求してくる上層部に抵抗する現場の指揮官。仕事を受けた以上、自身の責任は果たす。そんな彼らのプロの姿勢がドラマの熱となる。

 物語を俯瞰すると都合よく進む場面があるのは気になるが、実話であることを踏まえれば許容範囲。重要なのは、持ち場を守り抜く使命感。9年前の物語ではあるが、現在進行でウイルスと戦う現場の人間の存在にもリンクする。そういう意味でも今、見るべき映画だ。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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