シネマトゥデイ

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人工知能であろうと、男は女にはかなわない!?

  • her/世界でひとつの彼女
    ★★★★

     “人工知能を描いたのではなく、愛と結びつきを描いた”とスパイク・ジョーンズ監督は力説するが、OSは今や現代人の生活と切り離せないもの。そんな切り口に引き寄せられるのは否定できない。

     OSに恋をした主人公のダメ男ぶりに共感を抱かせ、それがどうなるのかをトコトン突き詰める。ダメを風刺する視点は皆無で、『かいじゅうたちのいるところ』と同様の、優しさに満ちたジョーンズのまなざしが光る。

     この恋が成就するのかは見てのお楽しみとして、人工知能の思考が人間のそれを凌駕してしまう点が興味深い。ダメ男にとって女性はつねに“上を行く”存在。そんな現実が見えるという点で、ジョーンズの主張に共感できた。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: ローリング・ストーン誌で、ピーター・バラカンさんに音楽の話を聞く仕事が続いております。最新号のお題はジョージ・ハリスン「バングラデシュのコンサート」。

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