ロックダウン下で、見守ることしかできない恐怖

2021年1月13日 くれい響 ズーム/見えない参加者 ★★★★★ ★★★★★

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ズーム/見えない参加者

すべてがモニター上で行われる展開や、自然と追ってしまうマウスポインターの動きなど、『アンフレンデッド』から『search/サーチ』の流れを踏まえると、既視感は否定できないリモート・ホラー。とはいえ、コロナ禍のご時世だけに、“Zoomあるある”を挟みながらの挨拶から始まる「オンライン降霊会飲み」の没入感はハンパない。仮想背景の使い方が肝となるのも興味深く、役名と同じ散々な目に遭うキャストは、私生活でも大の仲良し。そのリアルな関係性がロックダウン下で、見守ることしかできない恐怖をより引き立たせる。「おまけ映像」付きで、68分ポッキリの潔さ。もちろん「この続きはHuluで!」でもありません。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「TV LIFE」にて中村倫也さん、「CREA WEB」にて伊藤沙莉さん、さなりさんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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