愛の強さを語り、多様性を祝福する

2021年2月20日 猿渡 由紀 ステージ・マザー ★★★★★ ★★★★★

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ステージ・マザー

サンフランシスコのドラァグクラブのオーナーが急死し、テキサスに住む保守的な母親が相続するはめになるという設定からだいたい想像できるとおりの展開。所々にちょっと都合が良いなと感じる部分もなくはないが、全編を通して温かさに満ちている。とりわけ後半は、母がわが子に対してもつ愛の強さに感動させられた。ひとつの生き方をしてきた女性が、高齢になってから広い世界を知って心を開いていくというのもポジティブ。音楽とパフォーマンスがたっぷりあるのも楽しい。見終わった後に明るい気持ちになれる、多様性を祝福する物語だ。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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