編集部の受賞予想はコレだ！ ～主要6部門を大胆予想～（4/6）
第91回アカデミー賞
各部門の予想結果はこちらから！⇒ 作品賞／監督賞／主演男優賞／主演女優賞／助演男優賞／助演女優賞
＜主演女優賞＞
グレン・クローズ 『天才作家の妻 －40年目の真実－』 11票
主演・助演あわせて7回のノミネート歴をふまえても、誰もがそろそろ彼女にオスカーをあげていいと思っているはず！（浅野麗）
全米映画俳優組合賞（SAG賞）に続いてオスカーもかっさらっていきそう。7度目の女優賞ノミネートにして初受賞の感動スピーチに期待。（市川遥）
本作を含め過去7度ノミネートされている演技派が栄冠を手にするのは、ゴールデン・グローブ賞と全米監督組合（DGA）賞を獲得した今回のタイミング以外にない。受賞はほぼ確実。（入倉功一）
社会と戦う女性や実在の人物を演じた人が受賞する傾向にあるアカデミー賞。夫の“影”として長年生きてきた女性の葛藤を見事に演じ切ったグレンの演技はアカデミー賞向きかも。（梅山富美子）
華やかな表舞台に隠された、一人の女性の密かな“栄光”を描いた本作の素晴らしさは、グレンの演技があってこそ。静かに、ただ確かに高まっていく感情を見事に表現している。（大内啓輔）
7度目のノミネートにして、いまだ無冠の大物女優。これまでの女優としての功績への敬意も込めつつ、協会メンバーの票が集中することが予想される。（香取亜希）
ゴールデン・グローブ賞に続いて全米映画俳優組合賞で女優賞を獲得。アカデミー賞ではこれまで3度主演女優賞にノミネートされており、4度目で悲願の受賞が期待される。（倉本拓弥）
助演を含め、7回目の女優賞ノミネートとなるグレン。これまでの功績を称える意味でも票が集まりそう。そう考えるともはや、初のオスカーを手にする彼女の姿しか想像できない。（小松芙未）
夫を支え続ける妻を演じたグレンに栄冠が贈られると予想。男女、夫婦の姿、女性の人生についてしみじみと考えさせ、生き方をひっそりと問いかける名演に評価が集まっている。（小山美咲）
前哨戦ではオリヴィア・コールマンが優勢だが、悪女のイメージの強いグレンが新鮮。夫を献身的に支え、静かな怒りを表現した妻役が絶妙。（山本優実）
グレンが演じたのは、長年夫を支えてきた良妻。その名演はもちろん、人生を犠牲にすることを社会に強いられてきた女性に光を当てる本作は、#TimesUpが叫ばれる昨今の時流から見ても高い評価を受けそう。（吉田唯）
オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』 3票
前哨戦の女優賞を総なめ。こんな人が国を動かしているとは想像もしたくない気分屋だが、17人もの子を亡くした哀しみ、女王であることの孤独など複雑な感情を体当たりで熱演。人を惹きつける圧倒的な凄みがある。7度目のオスカーノミネートで、いまだオスカーを手にしていない大女優グレン・クローズと一騎打ちか。（石井百合子）
前哨戦の勢いそのままにオリヴィアが獲得。共演の二人（エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ）が助演女優賞にノミネートされる中で、圧倒的な存在感を発揮していた。（海江田宗）
病弱でわがままな女王をただ顔の表情とたたずまいだけで、そのすごみさえも表現しているすごさ。この存在感は主演女優賞以外の何ものでもない。（下村麻美）
レディー・ガガ 『アリー／スター誕生』 1票
この映画を観た人であれば、彼女の演技力は誰もが認めるところ。グレン・クローズ、オリヴィア・コールマンが手ごわそうだけど、ガガ様に取ってほしい！（中山雄一朗）
メリッサ・マッカーシー 『ある女流作家の罪と罰』 1票
メリッサの演技を観るまでは、グレン・クローズの圧勝と思っていましたが、本作を観てびっくり！ 特殊メイクも増量もなく、演技一本で実在の人物に見事になりきり、彼女がここまで芝居が上手いとは！ と本当にびっくりさせられました。（森田真帆）
