ペパーミントソーダ (1977):映画短評
自然体の少女たちが息づく
光はやわらかく、色彩は、少女たちの揺れる髪のように、明るいが彩度は抑えた中間色。映し出されるのは、1963年のパリで学校に通う13歳の妹と15歳の姉、その同級生たちの日々の小さな出来事。それが『リバー・ランズ・スルー・イット』でも柔かな光をとらえたフィリップ・ルースロの撮影で描き出されて、一つの世界を創り出す。
それでいて、いわゆる美少女映画とは別もの。『女ともだち』のディアーヌ・キュリス監督の自伝的映画で、少女たちは教室で騒ぐし、ケンカもするし、宿題でズルもする。妹と姉とでは、微妙に生きている世界が異なるという描写もリアル。美化された少女像とは違う、自然体の少女たちが息づく。
この短評にはネタバレを含んでいます



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