リライト (2025):映画短評
エッセンスの逆手に
”青春”、”尾道”、”転校生”、”タイムリープ”と言ったエッセンスが散りばめられたSF=少し不思議が詰まった一作。このエッセンスから想起されるものを逆手にとって思いもよらない物語が展開されます。青春群像劇の中で主演を張ったのが池田エライザ、意外なほどに文系モノの世界観がはまりますね。対になる阿達慶と橋本愛の存在感も光りました。一種の師弟関係と言える松居大悟監督×ヨーロッパ企画上田誠脚本という組み合わせも良かったです。この二人が得意とするジャンルの原作、効果的なキャスティング、今このタイミングだからこそできた逸品です。
この短評にはネタバレを含んでいます



















