ピアス 刺心 (2024):映画短評
美しすぎる兄弟、深まる疑惑、待ち受ける悪夢
フェンシングの試合で対戦相手を刺殺して有罪となり、7年ぶりに少年刑務所から出てきた兄。あれは単なる事故だった。その言葉をひとり信じて兄を擁護する弟だったが、しかしその一方で幼い頃から兄に対して漠然とした違和感を抱いており、ある出来事をきっかけにその疑念が確信へと変わっていく。果たして兄は本当に無実なのか、それともサイコパスなのか?を軸にストーリーは展開するが、しかし最終的に問われるのは「真実」というものの不確実性と言えよう。主人公兄弟の美しさも見どころだが、中でも弟役イウ・シウフーの美少年ぶりは要注目。友人男子とのピュアで甘酸っぱいBL要素も胸キュンで、それだけに悲劇的な結末が切ない。
この短評にはネタバレを含んでいます



















