しびれ:映画短評
観ていて辛い。でもその先に希望を感じた時、至高の時間に
自伝的ストーリーということで、内山監督のこれまでの作品以上に「痛み」「切実さ」が強烈なレベルで宿り、少年時代の辛い日常は観ていて耐え難い瞬間もあるが、それも監督の意図どおりだろう。
一方で映画としての構成は計算され、主人公・大地の心の変遷が手に取るようにわかる。ゆえに共感できる度合いも高い。これを経験した人が、いま映画監督になった事実に「希望」も感じる。
手持ちカメラがつねに微妙に揺れているのは状況や人物の心情の表象なのだろうけど、ちょっと動きすぎで生理的にキツいかも。
北村・宮沢とも妥協なき演技は賞賛に値するし、大地の少年時代を演じた3人の俳優が、シームレスで繫がる違和感のなさに驚くばかり。
この短評にはネタバレを含んでいます






















