グッドワン (2024):映画短評
山の中でイモリと一緒に呼吸する
大学進学が近い少女が、父とその友人と一緒に3日間の登山に出かけ、登山の中で、父が自分とは別の一個人であること、父には娘よりも優先するものがあることを知る。それが、山中の川辺で生きるイモリやナメクジを映し出しながら、その隣に描き出される。
その発見の後、主人公が同行者たちから離れて1人で歩き、眺めのいい場所に腰を下ろして、予期せぬ発見がもたらした自分の気持ちの動きをつぶさに眺めながら、通り過ぎる風を感じている時、一緒にその風を味わっている気持ちになる。
監督・脚本は、ロジャー・ドナルドソン監督の娘インディア・ドナルドソン。彼女にも同じような瞬間があったのかもしれない。
この短評にはネタバレを含んでいます




















