1975年のケルン・コンサート (2025):映画短評
音楽のある時代を描く映画でもある
キース・ジャレットのソロ・コンサートを録音した歴史的名盤『ケルン・コンサート』が、どのようにして生まれたか。その舞台裏を、実話に基づき、コンサートを企画した18歳の女性プロモーターを主人公に描く。ので、主人公が、父親の価値観の押し付けに負けず、自分の信じることを実践し、周囲がそれ感化されていく、という感動物語だが、加えて、音楽の歴史映画という側面も持つ。
登場人物の中に音楽ライターがいて、観客に向けてジャズの歴史や当時の音楽状況を解説、彼がキース・ジャレットと会話するシーンもあり、監督が描きたかったキース・ジャレット像を表出。登場場面が少ないこのミュージシャン像が、鮮烈な印象を残す。
この短評にはネタバレを含んでいます






















