しらぬひ (2026):映画短評
ヘヴィすぎる展開と鮮やかな色彩設計とのコントラスト
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』でも実証済の本気度が伝わる、あのの声優仕事。本作における毒親役の三木眞一郎との化学反応は想像以上だが、社会問題を扱ったヘヴィすぎる展開と『すずめの戸締まり』の山本智子による鮮やかな色彩設計とのコントラストも大きな見どころ。狂気に近い憎しみに呑まれていく10歳の少年の姿は、カルトアニメ『二度と目覚めぬ子守唄』の出っ歯の少年の姿にも重なるが、本作でも初監督作となる片野坂亮の凄まじい怨念が、強烈な映像のパワーへと変換されていく。それだけにラストは呆気に取られたが、優しく包み込む青葉市子の繊細な歌声に心救われる。
この短評にはネタバレを含んでいます




















