THE ORIGIN OF ULTRAMAN (2025):映画短評
ライター2人の平均評価: 3.5
胸アツな証言とエピソードで、さらにネタを欲してしまう
テーマ性や社会性、敵キャラの多様性も含め、多くを語られがちな「ウルトラセブン」に対し、原点や起源という意味で、革新をもたらした「ウルトラマン」の偉大さを改めて網羅。同時代からのファンにはなじみのネタ多数も、時代を経たキャストの証言に改めて胸アツなのは事実。デル・トロの愛と思い出も“既聴感”ありだが、是枝監督との対話で純粋さをまとう。
バルタン星人の回の結末に関する作り手の自己矛盾、あちこちに潜む戦争体験者ならではの悲壮な思いが時を超えて突きつけるのは、いかに今の時代が過去を反省せず暴走手前であるか。
一方で特撮の驚異的テクニックと執念に素直に感激。より多くの裏話を知りたくなる渇望感は成功の証。
みんな子供だった
特撮巨大ヒーロー”ウルトラマン”の生誕60周年メモリアル映画は、なんと是枝裕和監督企画によるドキュメンタリーでした。今や”ヲタクの神々”とも言えるポジションに立っているトップクリエイターたちが、子供のような目になって嬉々としてウルトラマンについて語ります。自身の根底にあるものという人から呪縛のようなものとまで表現は多種多様ですが、皆一様にウルトラマンが大好きで熱く語ります。こういったインタビューに加えて、製作当時の事情を多くの資料と共に見ることができ、音声ガイド付きのウルトラマン展覧会に来ているような気分になります。当時の日本の一面も垣間見える楽しいドキュメンタリーでした。























