ファーストボイス:映画短評
綾瀬はるかが見事にハマったリーガル・エンタメ
「日本初のハラスメント裁判がモデル」というと、ちょっと身構えてしまいそうだが、時代背景がバブル全盛期の1989年だけに、どこかパワフルで景気良く、前田哲監督のザ・平成なベタ演出も気にならない。しかも、今年3本目の主演作となる綾瀬はるかが演じるヒロインに関しては、「飛び出せ!青春」の名ゼリフ「レッツ・ビギン」が口癖であるように、ひたすらポジティブ。それゆえ空回り具合も、本人のキャラとシンクロし、面白いように物語を引っ張っていく。訴訟相手だけでなく、女性支援団体とのバトルなど、笑いとシリアスの緩急の巧さも光り、万人受けするリーガル・エンタメに仕上がっている。
この短評にはネタバレを含んでいます



















