ナイトシフト (1981):映画短評
80年代ロンドンに埋もれていたお宝アート、発掘!
同時期製作なので1982年の同名アメリカ映画と混同しかけたが、こちらは立派なイギリス映画。DIYに根差したアートフィルムという点でパンクな作品だ。
ロンドンのホテルのフロントを磁場にして、屋内のスケッチを切り取るつくり。ストーリー性はないが、詩的な映像と、繰り返されるミニマルなオルゴール音楽は確かに胸に刻まれる。一夜のお仕事シフトを体感しつつ、そこから何かを見つけるという意味では、まさしくアート。
現実とも幻想ともつかぬ場面が時折挿入され、夢遊病的な感覚に陥った。欧米で『去年マリエンバートで』としばしば比較されるのも納得。こういう映画が発掘されるのは、映画ファンとして素直に嬉しい。
この短評にはネタバレを含んでいます




















