マイ・リトル・クイーンズ (2024):映画短評
ノスタルジックで甘酸っぱいカミング・オブ・エイジ映画の佳作
時は1990年、舞台は経済破綻とハイパーインフレと反政府テロに揺れる南米ペルー。母親と共に米国移住を控えたティーン姉妹が、離婚して疎遠となっていた父親と久しぶりに親子の時間を過ごす。大人に守られた子供たちには国家の危機などどこ吹く風。以前と変わらぬ友達との愉快な日常。しかも、自由気ままでホラ吹きで人たらしの父親は、口うるさい母親と違って楽しい。このまま祖国に残りたいと思い始める姉妹だったが…?これは世間知らずな少女たちが大人への階段を上り始める物語であり、大人になり切れない中年男が父親の責任に目覚める物語でもある。ノスタルジックで抒情的な作風が魅力。なんとも切なくて優しくて甘酸っぱい作品だ。
この短評にはネタバレを含んでいます






















