テリー・ギリアムがドン・キホーテの撮影を今年の10月から撮影!
映画『フィッシャー・キング』『12モンキーズ』などでおなじみのテリー・ギリアム監督が長年温めてきた映画『ザ・マン・フー・キルド・ドン・キホーテ(原題) / The Man Who Killed Don Quixote』で、新キャストが発表され、今年の10月から撮影に入ることがDeadlineほか複数メディアで報じられた。
本作はもともと、2000年に撮影が開始されたが、ドン・キホーテ役のフランス人俳優ジャン・ロシュフォールが病気で降板し、大雨でセットが被害を受けたため製作を中止していた。その後、紆余(うよ)曲折を経て今夏にAmazonが製作することが決定し、映画『エレファント・マン』のジョン・ハートと映画『名もなき塀の中の王』のジャック・オコンネルが共演する予定だったが、ジョン・ハートがすい臓がんを患い降板、ジャック・オコンネルも撮影が延期したことで降板していた。
だがこの度、映画『コズモポリス』のパウロ・ブランコが自身の制作会社アルファマ・フィルムズのもと新たに制作することが決定し、キャストには映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でカイロ・レン役を演じたアダム・ドライヴァー、モンティ・パイソンのマイケル・パリン、そして『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコが出演することになった。
そのストーリーは、広告会社の重役が、ドン・キホーテによって彼の友人サンチョ・パンサと間違えられたことから物語が始まる設定で、現代を舞台にした作品になるようだ。撮影は、今年の10月からスペイン、ポルトガル、カナリア諸島などで行われるようだ。今度こそ、スケジュール通り始動するのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)