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すずさん100歳…『この世界の片隅に』限定上映決定!新ビジュアルも公開

新しく描き下ろされたキービジュアル。
新しく描き下ろされたキービジュアル。 - (C) 2019こうの史代・コアミックス / 「この世界の片隅に」製作委員会

 長編アニメーション映画『この世界の片隅に』が8月1日より全国で期間限定上映されることが決定した。上映に際し、片渕須直監督が新たに描き下ろしたキービジュアルも公開された。

【場面写真】100年先も伝えたい…『この世界の片隅に』

 2016年に公開された本作は、太平洋戦争下の広島県呉市を舞台に、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、生きることの美しさが胸に迫る物語。公開当初は63館でスタートしたが、口コミで話題を呼び、累計動員数は210万人、興行収入27億円を突破、累計484館で上映される社会現象となった。第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に輝いたほか、国内外で高い評価を得た。

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 今年は戦後80年という節目の年であるだけでなく、主人公のすずさんが生きていたらちょうど100歳になることから、今回の限定上映が決定した。上映に際し片渕監督が描き下ろしたキービジュアルは、すずが運命の瞬間を迎える、物語の中でも特別な一場面が切り取られている。片渕監督、原作者・こうの史代、主人公すずの声を演じた俳優・アーティスト・のんのコメントは以下の通り。(今井優)

主人公すずの声:のん

『この世界の片隅に』で北条すずさんの声を演じました。のんです。
すずさんは、絵を描きます。美味しいご飯を食べます。家の仕事をしたり、家族で出かけたり、デートしたりします。
日々を過ごしていく中で、現代の日本との違いが浮かび上がってくる。そして、見ていくうちになんでもない日常の幸せに心が溶けていくような心地になりました。毎日が愛おしくなります。
この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください。

原作:こうの史代

描いた時は、細くとも永く親しんでもらえるといいな、と思っていました。
映画に関わる皆様が強く育て、高く羽ばたかせてくれました。
今はただ頼もしく、誇らしく見守るばかりです。
感謝でいっぱいです!

監督・脚本:片渕須直

戦時中という時代の中に生きた人々を理解したくてこの作品を作りました。あの日々から80年。そこから地続きに連なる世界に私たちも生きています。すずさんも100歳になって、どこかで暮らしつづけているのかもしれません。
この映画が最初に公開されてから9年。世界は戦争から逃れられないでいます。
すずさんがそこで暮らしていたささやかな世界の片隅を、そのかけがえなさの意味を、もう一度感じてみたいと思います。

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