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「べらぼう」新たなキャスト11名発表 新浜レオン、甲斐翔真ら大河初出演

新たに「べらぼう」に出演する井上祐貴、城桧吏、又吉直樹、藤間爽子、甲斐翔真、平田広明、島本須美、新浜レオン、奥野瑛太、嶋田久作、榎木孝明
新たに「べらぼう」に出演する井上祐貴、城桧吏、又吉直樹、藤間爽子、甲斐翔真、平田広明、島本須美、新浜レオン、奥野瑛太、嶋田久作、榎木孝明 - (C)NHK

 NHKは28日、横浜流星が主演を務める、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の新たなキャストを発表。大河ドラマ初出演となる歌手の新浜レオン甲斐翔真藤間爽子など、11名の出演者が明かされた。

【画像】「べらぼう」新キャスト11名

 大河ドラマ第64作「べらぼう」は、江戸時代中期、貸本屋から身を興して書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜)の物語。脚本をドラマ10「大奥」(NHK)シリーズなどの森下佳子、語りを綾瀬はるかが務める。今回発表されたのは、田沼意次(渡辺謙)時代の終わりから「寛政の改革」へと向かう、激動の時代を彩る登場人物たち。

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 井上祐貴は、田沼失脚後に「寛政の改革」を行う老中首座、松平定信役で出演。十一代将軍・徳川家斉の下で老中首座に就任した定信は、倹約の徹底、農村復興、風紀の粛正、朱子学の奨励など「寛政の改革」を断行した。町人文化にも厳しく、洒落本や黄表紙の出版統制を強化し、蔦重の出版活動にも大きな影響を及ぼす。そして、第十一代将軍の家斉を演じるのは城桧吏。定信とともに、財政再建や風紀の改善に取り組むが、時代の変化や内外の事情を背景に、次第に政務への姿勢に変化が現れていく。

 又吉直樹が演じるのは、狂歌四天王の一人に数えられた狂歌師・宿屋飯盛(やどやのめしもり)役。狂歌集の編集・出版で蔦重と協力した宿屋は、天明8年に喜多川歌麿(染谷将太)とともに狂歌絵本「画本虫撰(えほんむしえらみ)」を刊行した。蔦重が亡くなった後、蔦重の墓に碑文を残す。

 藤間爽子が歌麿の妻となる女性・きよ役、甲斐翔真が新之助(井之脇海)の住む深川の長屋のそばに暮らす大工・長七役で、それぞれ大河ドラマ初出演。また、平田広明が江戸の北町奉行・曲淵景漸(まがりぶち かげつぐ)役、同じく声優の島本須美が蔦重の店である日本橋・耕書堂の女中・たか役と、人気声優が出演する。

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 そして、新浜レオンが演じるのは、江戸浄瑠璃の流派のひとつ、富本節の全盛期を支えた富本斎宮太夫(とみもといつきだゆう)。江戸で米不足が深刻化し、打ちこわしが相次ぐ中、蔦重とともに、ある策を講じる。新浜は「今回の富本斎宮太夫役は、歌(語り)の力で、ある事件を落ち着かせるということで、日頃から歌手として活動している言葉、メッセージと重なるところもあり、江戸時代の背景、歴史を勉強しながら、今できる100%の歌でドラマを盛り上げられるように全力で挑戦します!」とコメントしている

 奥野瑛太が徳川御三家の水戸藩第六代藩主・徳川治保(とくがわはるもり)役、嶋田久作が家斉の養育係や「寛政の改革」で朱子学を正学と定めた「寛政異学の禁」を主導した寛政の三博士・柴野栗山(しばのりつざん)役、榎木孝明が徳川御三家の尾張藩第九代藩・徳川宗睦(とくがわむねちか)役を務める。新たなキャストのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)

<井上祐貴(松平定信役)コメント>
松平定信は、やはり“対田沼”というイメージを持っていたのですが、
台本を読んでよりそのイメージが確固たるものになりました。
決して派手ではなく、どちらかというと地味なかみしもの扮装も相まって、
芯の通った武骨な印象を受けています。
早口ながらも相手をうかがい、
試しながら江戸幕府の財政を立て直していく定信を楽しみながら演じさせて頂いています。

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<城桧吏(徳川家斉役)コメント>
徳川家斉を演じさせていただきます城桧吏です。
徳川家斉は歴代の大河ドラマで一度も登場していない人物とのことなので、とても緊張しております。
家斉は父や身近な人の話をなんでも素直に受け入れてしまうようなとても純粋なキャラクターとのことで、
そんな家斉を錚々たるキャスト・スタッフの皆さんとどのように作り上げて
いけるのか、これからの撮影がとても楽しみです。
全力で演じさせていただきたいと思います!

<又吉直樹(宿屋飯盛役)コメント>
江戸狂歌文化の礎を築いた宿屋飯盛。
自らの職業を読み込んだこの狂名が、なんとも楽しいですね。
現代に置き換えるなら、「定食屋厨房」や「酒場店長」といったところでしょうか。
言葉遊びと向き合いながら、風刺の眼を研ぎ澄ませていたのでしょう。
このたびは貴重な機会に恵まれましたので、飯盛の感覚に少しでも触れてみたいと思います。

<藤間爽子(きよ役)コメント>
いつか大河に出演したいという私の夢が叶いました。ありがとうございます。
私の役は、のちに歌麿の妻になる女性・きよだそうです。
史実では歌麿さんに妻がいたかどうかはわかっていないそうですが、
私なりに想像を膨らませながら、歌麿の妻ということ以前に、
1人の女性として、強くべらぼうの世界で生き抜いてみようと思います。
皆様に楽しんで頂けますように。わたしも初めての大河、存分に楽しみます。

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<甲斐翔真(長七役)コメント>
憧れの大河ドラマへの出演、大変嬉しく思っています。
約5年ぶりのドラマ出演になるのですが、緊張する間も無く、
すぐに作り込まれたセットと雰囲気に身を任せることができました。
大河ならではの雰囲気を楽しみながら、
物語のメッセージを視聴者の皆さんに伝えられるように頑張ります!

<平田広明(曲淵景漸役)コメント>
曲淵景漸 役をやらせて頂く事になりました平田広明と申します。
大河ドラマへの出演は二度目ですが、お話を頂いた時の緊張は相変わらずでした。
台本を頂戴し読み始め、まず名前が難しい!何故かまた緊張が走ります。
衣装合わせに行き、撮影中のスタジオで皆さんが衣装を着こなし、
かつらの似合っている姿を見てまたまた緊張しました。
そして前回よりも台詞が多く、またまた… 撮影の日まで、緊張との闘いの日々が続きます。

<島本須美(たか役)コメント>
日本橋にお店を出してからの登場です。役は女中のたか。ドラマ出演は、劇団青年座に所属していた頃以来ですので、いろいろな事が新鮮で、毎回楽しんでいます。 声優としての私をご存知の方もいらっしゃるかと思います。 『べらぼう』の出演者の中にも声のお仕事での共演者が多く、とても心強いです。 なかなか逢えませんが(笑)。 セリフが無い回も出演している事がありますので、どこに出てくるのかお楽しみに。

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<新浜レオン(富本斎宮太夫役)コメント>
この度は、小さい頃から憧れていた大河ドラマに出演させていただけること、
本当に夢のようで大変光栄です。
今回の富本斎宮太夫役は、歌(語り)の力で、ある事件を落ち着かせるということで、
日頃から歌手として活動している言葉、メッセージと重なるところもあり、
江戸時代の背景、歴史を勉強しながら、
今できる100%の歌でドラマを盛り上げられるように全力で挑戦します!

<奥野瑛太(徳川治保役)コメント>
まさか徳川御三家の役を……、
本家が農家の自分にとってはかようにお偉い役を演じることも少なく、
今からドキドキしております。
同じく御三家の高橋英樹様、榎木孝明様の胸を借りてオドオドせず政を計らいたいと思います。
まだ撮影前でなんとも言えませんが、とにかく楽しみです。

<嶋田久作(柴野栗山役)コメント>
大河ドラマでの学者という役柄は初めてです。
撮影も半ばを過ぎ、息のあったチームへの途中参加は緊張しますが、
演じるに当たって頂いている課題を楽しみながら、
柴野栗山、全うしたいと思っております。

<榎木孝明(徳川宗睦役)コメント>
尾張藩9代藩主の徳川宗睦役で出演させていただきます。
品格と威厳がありながら、俯瞰で物を見る冷静沈着な人物だと思いますので、
楽しみながら理想の役作りを目指したいと思います。
今回で11本目の大河ドラマの出演になりますが、
どんな役でも時代劇に参加できる喜びは言うまでもありません。
江戸時代中期の商人の才を描いた粋な作品に参加させていただけるのが嬉しすぎて
「べらぼうめ!」と思わず心の中で叫んでしまいそうです。

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