timelesz原嘉孝、ピン芸人役で映画初主演 UMA研究家・中沢健の作家デビュー作を映画化『初恋芸人』冬公開

人気アイドルグループ・timeleszの原嘉孝が、特撮番組の脚本執筆やUMA(未確認生物)研究家などで知られる中沢健の作家デビュー作を映画化する『初恋芸人』(2025年冬全国公開)で、主演を務めることが明らかになった。原は本作が映画初主演となり、売れないピン芸人役を務める。監督・脚本は、『獣手』『オカルト地蔵』などの夏目大一朗。劇場公開に先立ち、「しまなみ映画祭」(9月13日~)と「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭2025」(10月17日~)にて特別上映される。
原作は、中沢が2009年に発表した異色の恋愛小説。彼女いない歴=年齢の売れないピン芸人・佐藤賢治と、彼の前に現れた女性・市川理沙の恋の行方を活写した。大槻ケンヂ、切通理作、枡野浩一など多くのサブカル関係者ほか、児童文化作家・那須正幹や直木賞重受賞作家・朱川湊人からも絶賛され、2016年にテレビドラマ化。今年8月からは、オリジナルコミックアプリ「マンガワン」(小学館)でコミカライズの連載が始まった。
原は本作の撮影後、timeleszの新メンバーを決めるオーディション「timelesz project」(通称:タイプロ)に見事合格し、晴れてグループに加入した。初の映画主演について「芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します」とコメントしており、「とにかく、愛をもって演じさせていただきました。とある男の『何者でもないもの』の物語、皆さんの元にお届けできることにワクワクしております!」と期待を寄せた。
メガホンを取る夏目監督は、「いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった」と撮影を述懐。企画・プロデュースを務める小浜圭太郎は「原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました」と原の座長としての振る舞いを賞賛した。
主演の原、夏目監督、小浜プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
原嘉孝(佐藤賢治役)
主人公のピン芸人、佐藤賢治を演じました。
賢治は、見ているこっちがもどかしくなってきて、なんとかしてあげたい、そう思えてくる人で。でもその奥にはとんでもなくピュアで、可愛らしい一面があります。芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します。とにかく、愛をもって演じさせていただきました。とある男の「何者でもないもの」の物語、皆さんの元にお届けできることにワクワクしております! 是非お楽しみにしていてください!
夏目大一朗(監督・脚本)
中沢健の小説「初恋芸人」に心を奪われ、いてもたってもいられなくなった。「この物語は僕が映像化するしかない」と、確信。震える手で脚本を書き殴った。いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった。情熱と衝動で作り上げたこの作品を、ぜひ劇場でご覧ください。
小浜圭太郎(企画・プロデュース)
「初恋芸人」は、恋の喜びと切なさをユーモアで彩った物語です。原嘉孝さんの真心こもった演技が、純粋な恋と夢を鮮やかに描き出します。東京と広島での撮影中、原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました。原さんのピュアな魅力が爆発した初主演映画、ぜひ劇場で体感してください!


