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実写版『ヒックとドラゴン』にもジブリ宮崎駿監督の影響あり!

実写版『ヒックとドラゴン』より
実写版『ヒックとドラゴン』より - (C) 2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 アニメーション版『ヒックとドラゴン』3部作の監督で、現在公開中の実写版でも引き続き監督を務めたディーン・デュボアがインタビューに応じ、敬愛する宮崎駿監督作からの影響について語った。

【画像】『ヒックとドラゴン』の実写キャラクター&ドラゴンたち

 以前から、アニメーション版『ヒックとドラゴン』では『となりのトトロ』『紅の豚』『魔女の宅急便』といった宮崎監督作がインスピレーションとなったと明かしていたデュボア監督。その実写版を監督するにあたっては、フランシス・フォード・コッポラが製作総指揮を務めたキャロル・バラード監督作『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』が参考になったのだという。

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 『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』は、難破して孤島に打ち上げられた少年と馬が、互いに信頼することを学び、友情を育んでいく姿を描いた1979年の映画だ。デュボア監督は「撮影も音楽も美しく、少年が海藻を馬にやることで、馬は少年を信頼し始め、少年は馬の背に乗り始める……。『ヒックとドラゴン』のことを考える時は、いつもこの映画のことを考えるんだ。望めば自分を食べてしまえるよう巨大でパワフルな動物と仲良くなる、という要素が共通しているから」と明かす。

ヒックとドラゴン
トゥースの“義しっぽ”を作るヒック

 さらに、「宮崎駿監督の作品はこの実写版でもインスピレーションになり続けた」とのこと。「その理由は、僕たちは単に“子供がドラゴンに乗る”というよくある話の映画を作りたくはなかったから。だからこそ、このドラゴンはケガをしていて、ドラゴンが飛べるように少年が補助器具を作ったら? というアイデアが生まれ、この有機的な形の生き物と、機械仕掛けのしっぽとそれをコントロールするペダルといった、ほとんどレオナルド・ダ・ヴィンチ風な仕掛けについて考え始めたんだ」

 「僕は、宮崎監督は『紅の豚』や『ハウルの動く城』など多くの映画で、“魅力的な機械”と“有機的なもの”を本当に美しく統合させていると感じるんだ」と宮崎監督作ならではの魅力を力説したデュボア監督。「それが、なぜヒックが、自分が共同パイロットとなる“義しっぽ”を作らなければならなかったのか、というインスピレーションとなったんだ」と明かしていた。(編集部・市川遥)

実写版『ヒックとドラゴン』は公開中

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