ホラー版『蒸気船ウィリー』続編、殺人ミニーマウス参戦へ　ミッキー役が共演期待「相当な悪さができる」

　ミッキーマウスのスクリーンデビュー作『蒸気船ウィリー』（1928）をホラー映画化した『SCREAM BOAT スクリームボート』（全国公開中）で、殺人ネズミ・ウィリー（ミッキーマウス）を演じたデヴィッド・ハワード・ソーントンがリモートインタビューに応じ、先日製作が発表されたばかりの続編への期待を語った。

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　2024年にパブリックドメインとなった『蒸気船ウィリー』を、残虐ホラー『テリファー』シリーズのプロデューサーであるスティーヴン・デラ・サラ＆マイケル・レヴィがホラー映画として“魔改造”した本作。スタテン島を通るフェリーに潜む狂気のネズミ・ウィリーが、乗客たちを血祭りにあげていく。

　続編は、先月20日に製作が発表されたばかり。監督のスティーヴン・ラモートは「有名なキャラクターたちを、血みどろのひねりを加えて描く作業は本当に楽しかった。さらにミニサイズの殺戮と大混乱を作り上げるため、この世界観に戻るのが楽しみでなりません」と声明を発表しており、その中でミッキーマウスの“恋の相手”であるミニーマウスの参戦を予告している。

　殺人鬼と化したミニーの参戦について、デヴィッドは「本当にワクワクしています。ミッキーとミニーがタッグを組むアイデアは大好きですし、2人なら相当な悪さができると思います。彼らの間には面白い関係性が生まれるはずです」と期待を募らせており、「監督が2人をどのように扱うつもりなのか、詳細はまだ知らないのですが、それぞれに異なる目的があっても面白いなと想像しています」と笑顔を見せる。

　気になるミニー役のキャストだが、現時点では確定していないとのこと。デヴィッドも「監督が関心を寄せている役者は何人かいます。名前をバラしてしまって運を逃すようなことはしたくないので、今は伏せておきます」と言葉を濁した。

　さらに、ディズニー作品でお馴染みのキャラクターにも登場計画があるという。「実はとあるキャラクターについて少しだけ計画があり……どのようにパロディーできるのか興味があります。特に有名な“あのキャラクター”が出てきたら、ファンのみなさんも楽しんでくれるだろうと思っています。キャラクターの名前ですが……今は秘密にしておきます」と期待をあおっていた。（取材・文：編集部・倉本拓弥）

映画『SCREAM BOAT スクリームボート』は新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズほか全国公開中