「豊臣兄弟!」市役・宮崎あおい、“夫”中島歩とイベント出席 政略結婚「何回か経験」発言でざわつく

仲野太賀主演の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほか)で市役を務める宮崎あおい(※崎=たつさき)が20日、NHKホールで開催された「大河ドラマ『豊臣兄弟!』超NHK ONEフェストークライブ」に浅井長政役の中島歩と出席した。宮崎は演じるお市の方が政略結婚で長政に嫁ぐ心境について聞かれると、「政略結婚というのを実は私も何回か経験しています」とユーモアたっぷりに回答して会場をざわつかせた。
本作は、秀吉(池松壮亮)と秀長(仲野)という絆の強い豊臣兄弟が、下剋上の世を勝ち抜き、天下統一という偉業を成し遂げる姿を描くNHk大河ドラマ第65作。「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」の八津弘幸が脚本を担当する。宮崎にとって大河ドラマへの出演は「元禄繚乱」(1999・矢頭さよ)、そして篤姫役で主演を務めた「篤姫」(2008)に続いて3度目。本作が約18年ぶりの大河ドラマ出演となった。
市は信長(小栗旬)の妹で、男に生まれたかったと考えているような、芯の強い、肝の座った女性だ。信長と同盟を結ぶ近江の浅井長政(中島)に嫁ぎ、茶々・初・江の三姉妹を生み育てるが、のちに兄と夫が対立し、自身も兄や、再婚後は秀吉とも対峙する運命を背負う。
宮崎は市を演じることについて、「責任を感じています。実在の人物なので」と述べ、「今まで色々な方がお市さんや浅野長政を演じてこられていて、皆さんのイメージというのもあると思うので、最初は大丈夫かなって思っていました。私はお市さんかな? って……。でも今までと違ったお市さんを楽しんでもらえたらいいなと思い、今は頑張っています。この期間は私しかお市さんを演じることはできない。それを自信に変えて演じています」と話す。
市は史実上も美しい人だったと、その容姿の良さが文献に残る人物でもある。宮崎は市について「美しかったという容姿のこともそうですが、生き方が美しかったという、そういう意味での『美しい人だった』ということだと思うんです」と分析。その上で。政略結婚をする市の境遇についてもしみじみと自身の見解を紹介。その際、「政略結婚を実は私も何回か経験しています」とびっくりの発言をして会場をざわつかせた。宮崎はすぐに会場の反応に気づき、「『篤姫』でもそうですし……いや、私生活ではないですよ(笑)」とそれが役の話であることを説明して笑顔を見せた。
宮崎は「いろんなドラマで、政略結婚をする、お家を背負った女性の覚悟というものを演じたり、経験したりしてきたんです。改めて昔の女性はすごいなって思います。今回の嫁ぎ先は優しい雰囲気の長政さん。幸せになってほしいなと思いながら演じています」と話す。
また、18年ぶりの大河の現場について聞かれると、「現場では太賀さんがとにかく明るくて……」と仲野との共演が嬉しかったことを紹介した。宮崎は「以前、共演した時にいい役者さんだなと思ったんです。太賀さんの大河なら絶対面白いって思いました」と仲野が主演であることに期待感が膨らんだことを紹介。「現場では、太賀さんが池松さんと二人でいい空間を作ろうとしているのがすごく伝わってきました。途中参加で大河の現場に入るのは結構緊張するんです。でも二人が笑顔で、ウェルカムで迎え入れてくれて、安心して現場に入れました。お二人の力が本当にすごいなと感じます」と仲野、池松の人柄に感謝した。
また、信長を演じる小栗の存在感の大きさにも驚かされることがあったといい、宮崎は「小栗さんがいるからこそ、仲野さん、池松さんも自由にやれているのかもしれないです。実は中学生くらいの頃から小栗さんを知っているんです。遠い親戚くらいの気持ちがあります。だからこそ照れ臭さや緊張もあります。だけど、経験値もあるし、小栗さんがこう言っているから大丈夫と思える安心感を今回、感じます」と小栗の印象も紹介していた。
この日、髪を染めて登壇した宮崎。過去の大河出演俳優がクランクアップ後に髪の色を変える傾向について、今回髪を染めているのはそうかと質問を受けたが、これにも宮崎は「今回、それを意識したわけではないですけど、作品が終わると髪を切ったり、色を変えたりしたくなるというのはあります」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)


