綾瀬はるか、実話に基づく主演映画で号泣「鼻ズビズビで帰りました」

女優の綾瀬はるかが23日、イイノホールで行われた映画『人はなぜラブレターを書くのか』(4月17日全国公開)の完成披露試写会に出席し、作品に込めた思いに号泣してしまったことを明かした。イベントには、當真あみ、細田佳央太、菅田将暉、妻夫木聡、佐藤浩市、石井裕也監督も出席した。
本作は、2000年3月に発生した地下鉄脱線事故にまつわる実話を基に、『舟を編む』などの石井監督が手掛けた人間ドラマ。事故から20年以上を経て、犠牲者の家族のもとに届いた一通の手紙によってもたらされる数奇な縁が、奇跡を起こしていくさまが描かれる。
綾瀬は、事故で亡くなった富久信介さん(細田)への思いから手紙を送る主人公・ナズナを演じたが、この日映画が観客に届くことに「ラブレターをお渡しするような気持ちでドキドキしています」と心境を明かし、「信介さんに手紙を届けたことから、この物語は始まります。その意味で、映画を作るきっかけとなった女性に感謝したいです」と語った。
石井監督から脚本を渡されたときにも、感極まってしまったという綾瀬。それだけ思い入れが強い作品だったというが、映画が完成したときは「一通のラブレターが時を超えて、人の心を動かし、こうしていまに繋がっていく……。人が人を思う気持ちの美しさと優しさにすごく感動しました。映画を観たときは号泣して(鼻が)ズビズビで帰りました」と照れ笑い。
劇中では、繊細な演技を披露する綾瀬。ナズナの夫役として近くで見守っていた妻夫木は、「生と死を描くことによって、この物語が進んでいくので、監督自身も繊細に綾瀬さんに演出されていました。それに対して、分からないところは『分からない』と素直に言う綾瀬さんの強さも感じました。見ていて頼もしかった」と称賛すると、綾瀬も「ナズナには、子供にも夫にも言えないことがあり、一人で抱えてしまう女性。そんななか、妻夫木さんには役を通してとても支えてもらいました」と感謝を述べていた。
さらに綾瀬は「この映画は実話に基づいた奇跡のお話です。皆さんにも、まだ気づいていない奇跡があるかもしれません。そんな奇跡が訪れるといいなと思っています」と客席にメッセージを伝えていた。(磯部正和)


