「君はスピルバーグではない」ハリウッドからのNOに奮起!恐竜サバイバルアクションの誕生を気鋭監督が語る

リアルにこだわったというミリタリーアクションにも注目『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』
リアルにこだわったというミリタリーアクションにも注目『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』 - (C)SPARKE FILMS PTY LTD ALL RIGHTS RESERVED 2025

 米軍グリーンベレーの精鋭たちがベトナム戦争で恐竜と対峙するサバイバルアクション超大作『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』(8月7日公開)を手掛けたオーストラリアの気鋭監督ルーク・スパークの公式インタビューが公開。ハリウッドに断られ続けた、恐竜サバイバルアクション誕生の経緯を語っている。

 『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』は、ベトナム戦争最中の1968年、密林で消息を断った友軍を捜索するグリーンベレーの精鋭、“ハゲワシ小隊”が、突如として現れた恐竜の大群と激闘を繰り広げるサバイバルアクション。原作コミックに惚れ込んだスパーク監督が、監督・脚本・製作・編集・美術をたった一人で担当した。

全編にわたって、スパーク監督の恐竜愛が詰め込まれており、登場する恐竜の種と数は映画史上最大規模。さらに、元米海兵隊軍人がミリタリーアドバイザーとして参加し、『プラトーン』『プライベート・ライアン』などで軍事アドバイザーを務めたデイル・ダイが脚本を監修。戦争映画としてのリアリティも徹底的に追求した。

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 原作は、イーサン・ペタスによる同名小説。その魅力について、スパーク監督は「読んだ瞬間に、それまでに出会ったどの恐竜ものとも違う作品だと確信しました。単なる驚きやスペクタクル(壮大な見せ場)を描くものではなく、残酷で生々しいサバイバル・ホラーだったからです。戦場という環境下で、食物連鎖の頂点に立つ捕食者たちに人間が圧倒される。ミリタリー・ホラーと恐竜の融合は、極めて新鮮で、かつ映画的だと感じました」と熱弁する。

 大量の恐竜が登場するミリタリー映画とあって、当初はハリウッドに企画を売り込んだというスパーク監督。しかし、いい返答を得ることはできずに、自らの手で恐竜超大作を手掛ける覚悟を決めた。ハリウッドでは「君はスピルバーグではないのだから恐竜映画は作れない」と言われたという逸話もあり、スパーク監督は「それは本当です」と返答。「原作の権利を取得し、本を基に脚本を書き上げたあと、ハリウッドで売り込みを行いましたが、何度も同じことを言われました」と明かす。

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 「コロナ以降の業界の現状がそうなのですし、適切な人脈の中にいなければ実現は難しい。そして私はオーストラリアを拠点にしているため、その点も追加のハードルになっていました」と状況を冷静に分析したスパーク監督は、自身の拠点での制作を決意した。「多くの役割を自分で担い、社内で制作することを決断しました。幸い、私の意図を短い説明でも理解してくれる素晴らしいチームを築くことができ、全員で協力して作品を完成させることができました」

 そんな本作は、ベトナム戦争に恐竜が出現するという突飛な設定にもかかわらず、リアルで本格的なミリタリーアクションとしての輝きを保ったまま、陸・川・空から襲い来る、大量の恐竜たちとの全面戦争を描いた贅沢な一本となった。

 スパーク監督は「『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』には、他の恐竜作品とは一線を画す、極めて残酷で妥協のないトーンがあります。そのトーン(作風)を和らげてしまえば、この作品の特別な魅力が失われてしまうでしょう。キャスティング、VFXデザイン、音響、編集など、あらゆる決定を下す際、『そのトーンを維持できているか』という点を常に判断基準にしていました」と証言。

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演出中のルーク・スパーク監督(C)SPARKE FILMS PTY LTD ALL RIGHTS RESERVED 2025

 すでに続編が企画されており、ハリウッドが資金を提供しているという本作。スパーク監督は、どんなに規模が拡大しても、大切なのは情熱だと語っている。「現在、このフランチャイズの今後について話し合いが進められています。すでに構想は練られており、複数の続編に向けた脚本も執筆済みです。言えるのは、この世界に対する観客の情熱こそがすべての原動力だということです……『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』が次にどのような展開を見せるにせよ、それはその情熱という基盤の上に築かれることになるでしょう。

映画『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』は8月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAX シネマズほかで公開

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