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『スーサイド・スクワッド』ウィル・スミス&マーゴット・ロビー&福原かれん単独インタビュー!(3/3)

■プレッシャーをはねのけろ!

PHY
ウィルの存在が撮影を楽しくしてくれた様子

Q:撮影中に面白い出来事はありましたか?

ウィル:笑えたのは、撮影現場で(ブーメラン役の)ジェイ・コートニー真っ裸になったときがあったんだ。(一同笑)

マーゴット:彼ったら監督のデヴィッド・エアーを裸のまま追いかけまわしたのよ。スタジオの駐車場にまで行っちゃって。

福原:本当に全裸だったんですよ! しかもジェイはターミネーターの走り方をまねてて。(ジェイは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のカイル・リース役を務めている)

マーゴット:撮影現場にはものすごい数のスタッフがいたのに、ジェイはその前を裸で走り回って。監督はハイエナの大群に追われてるみたいに必死で逃げ回っているし、本当におかしかったわ。

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PHY
まさに濡れネズミ……。(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

Q:アクション以外で苦労されたところはありますか。

福原:雨の中での撮影じゃないかしら。

ウィル&マーゴット:そう! あれにはとても凍えた。

マーゴット:冬のカナダで撮影したのよ。真夜中に雨でずぶ濡れになって。そういうシーンが多いから仕方ないんだけど、これ以上ないっていうくらいに寒かった。それに、肉体的にハードな部分だけじゃなくて、デヴィッドは私たちの演じるキャラクターにダークさや奥深さ、脆さを求めていたから初めは精神的にも、とても落ち着かなかった。私にとってはそれが一番難しかったかも。

Q:皆さんがいかに仲良しなのかが伝わってきます。そういった関係から何を学びましたか?

福原:実はリハーサルの時でさえ、とても緊張していたんです。スクリーンで見てきた人たちと一緒に映画に出るなんて! って。でも、リハーサルがかなりの助けになりましたね。おかげでグループとしての絆もできましたから。初めてウィルに会ったときなんて、リハーサルルームに飛び込むなり、急に『美女と野獣』の歌を歌い始めてすぐにハグしてくれて。そういったことが気持ちの面でとても助けになりました。

マーゴット:演技をする上ではみんな平等よ。年齢や性別は全く関係なかった。そういったことは全て消え去って、みんな同じ土俵に立っていたと思う。演技が初めてのかれんもいれば、私たちの世代にとってレジェンドであるウィルもいて。それでもみんな(撮影現場では)平等なのが、この業界のとても良いところだと思う。

Q:(ウィルに)でも、責任を感じたりすることはなかったのですか?

ウィル:みんなが快適で楽しい撮影現場になるように心がけてはいたね。こういう大作では、みんなが楽しむことを忘れがちなんだ。何せ、結果によっては仕事を失くす可能性だってある。プレッシャーやストレスがあまりにも大きすぎるんだよ。映画づくりにお金がかかればかかるほど、それだけリスクは高くなる。壮大なギャンブルさ。そうするとみんな楽しめなくなっちゃうんだよね。だから僕は、そういったことから俳優たちを守る盾になりたいと思ってる。それぞれの俳優のトーンこそが、撮影現場全体のトーンを作るからね。俳優がみじめさを感じて、互いに口論やケンカでもしたりしたら、全てが台無しになってしまうし、みんながだんまりするような現場になってしまう。だからみんなのモチベーションを上げて、ポジティブな雰囲気を作るのが僕の責任だった。

PHY
日本で大はしゃぎ!

Q:最後に、続編を期待しても?

マーゴット:(ウィルと福原を見ながら)そう望んでいるけど……。

福原:みんなそう願っているわね。(一同笑)

マーゴット:実は今回の撮影は結構前に終わっていたから。もう少ししたら続編も考えだすんじゃないかしら。

ウィル:グローバルボックスオフィスで6億ドル(約600億円・1ドル100円計算)のヒットを飛ばしているから、可能性は大いにありだよね(笑)

終始にこやかにインタビューに応じた三人は、劇中の悪役ぶりとはうってかわって、とってもいい人! 終始冗談を交わす様子がキャスト陣の絆の深さをうかがわせる一方、ジョークを飛ばしつつもキャラクターについて真摯(しんし)に語る三人の姿からは、役柄への深い愛情が伝わってくるようだった。

映画『スーサイド・スクワッド』は9月10日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開

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