編集部の受賞予想はコレだ！～主要6部門のオスカー像の行方を大胆予想～（6/6）
第90回アカデミー賞
各部門の予想結果はこちらから！⇒ 作品賞／監督賞／主演男優賞／主演女優賞／助演男優賞／助演女優賞
＜助演女優賞＞
アリソン・ジャネイ 『アイ，トーニャ 史上最大のスキャンダル』10票
いろいろなタイプの母親がノミネートされている今回の助演女優賞。『レディ・バード』のローリー・メトカーフと、このアリソンでの混戦が予想されますが、ここはやはり実在の人物セオリーとインパクト大のビジュアルでアリソンに！（浅野麗）
賞レースへの食い込み方もさることながら、「トーニャ・ハーディングの鬼母」という強烈な役柄が有利。助演枠は、長年スポットを当てられなかった人を輝かせる役割もあると思うので、彼女のキャリアを評価する絶好の機会。（石井百合子）
放送禁止用語を連発するスパルタ母さんぶりは圧巻。最低な母親なのにおかしくもある、そのバランス感覚はアリソンだからこそ。（市川遥）
助演女優賞に関しては、ここ数年で全米映画俳優組合賞と受賞結果が同じなので、アリソンが受賞するとみて問題なさそう。（井本早紀）
エミー賞に多数輝く実力派女優が、これぞという作品にめぐり合ったことで、受賞が確定的に。これが、本当の意味の大女優への道の第一歩となるかも。全米映画俳優組合賞（SAG賞）も受賞済み。（入倉功一）
『恋のからさわぎ』から気になる女優だった。ちょっと変わった（？）役が向いていると思っていたけれど、今回はまさにドはまり！ この適役で逃すといろいろともったいない！（梅山富美子）
強烈なスパルタお母さんを演じてインパクトを残したアリソン。マーゴット・ロビー共々、劇中と授賞式での見た目のギャップにも注目。（海江田宗）
アフリカ系女優のオクタヴィア・スペンサーに政治票が集まりそうだが、前哨戦で好成績なのはアリソン。タバコ片手に娘を怒鳴りまくる姿がトラウマ級でオスカー級。（香取亜希）
ローリー・メトカーフも気になりつつ、ゴールデン・グローブ賞と全米映画俳優組合賞（SAG賞）の結果から、スパルタ母さんにふんしたアリソンに。（小山美咲）
他の部門の有力候補は白人が多いのでメアリー・J・ブライジ、オクタヴィア・スペンサーら黒人に賞が渡る可能性を考えつつも、Netflix作品である点や、初ノミネート組が多い中オスカー受賞済みという点を考慮して、アカデミーとの一致率が高い全米映画俳優組合賞を獲ったアリソンがやはり有力候補。（吉田唯）
オクタヴィア・スペンサー 『シェイプ・オブ・ウォーター』2票
唯一無二の存在感。どんな映画に出てもオクタヴィアはオクタヴィアなのだが、そこがハリウッドに欠かせないアフリカ系女優の第一人者として、これからも脚光を浴びてほしいというリベラル派のアカデミー会員の票を集めそうだ。（下村麻美）
最多ノミネートにかかわらず、フタを開けたら全然取らないことになってしまうのはやばいので、助演女優受賞で補完する的な？ いやーでもオクタヴィアは毎回違う顔を見せてくるので正当に評価しても素晴らしいって思います！（森田真帆）
メアリー・J・ブライジ 『マッドバウンド 哀しき友情』1票
候補者中3人が母親役で競う助演女優賞。『レディ・バード』のローリー・メトカーフ、大本命『アイ，トーニャ 史上最大のスキャンダル』のアリソン・ジャネイも素晴らしく甲乙つけがたいが、メアリー受賞のサプライズありそう！（小松芙未）
ローリー・メトカーフ 『レディ・バード』1票
主人公の母親役を務めたローリーがこれまでの賞レースで一歩リードしている様子。『アイ，トーニャ 史上最大のスキャンダル』で同じく母親役のアリソン・ジャネイとの一騎打ちとなりそうだ。（石神恵美子）
～編集部の予想集計結果～
＜作品賞＞
『スリー・ビルボード』11票
『シェイプ・オブ・ウォーター』2票
『ゲット・アウト』1票
＜監督賞＞
ギレルモ・デル・トロ 『シェイプ・オブ・ウォーター』10票
ジョーダン・ピール 『ゲット・アウト』2票
クリストファー・ノーラン 『ダンケルク』1票
ポール・トーマス・アンダーソン 『ファントム・スレッド』1票
＜主演男優賞＞
ゲイリー・オールドマン 『ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男』11票
ティモシー・シャラメ 『君の名前で僕を呼んで』1票
ダニエル・デイ＝ルイス 『ファントム・スレッド』1票
ダニエル・カルーヤ 『ゲット・アウト』1票
＜主演女優賞＞
フランシス・マクドーマンド 『スリー・ビルボード』8票
サリー・ホーキンス 『シェイプ・オブ・ウォーター』5票
メリル・ストリープ 『ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書』1票
＜助演男優賞＞
サム・ロックウェル 『スリー・ビルボード』13票
ウィレム・デフォー 『ザ・フロリダ・プロジェクト（原題） / The Florida Project』1票
＜助演女優賞＞
アリソン・ジャネイ 『アイ，トーニャ 史上最大のスキャンダル』10票
オクタヴィア・スペンサー 『シェイプ・オブ・ウォーター』2票
メアリー・J・ブライジ 『マッドバウンド 哀しき友情』1票
ローリー・メトカーフ 『レディ・バード』1票
