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『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ゴースト退治ガジェット図鑑!

大学から放り出された超常現象研究チームが、ゴースト駆除会社を起業する大ヒットシリーズ『ゴーストバスターズ』。最新作ゴーストバスターズ/アフターライフ(2月4日全国公開)は、約32年ぶりとなるオリジナルシリーズの後日談だ。本シリーズの魅力のひとつが、陽子ビーム砲プロトンパックなどゴースト退治に使う装備品。害虫駆除を思わせる彼らが仕事で使うマシンは、使いやすさより機能重視で、ボルトやナットがむき出しの手作り感がリアリティーを醸していた。これらを開発したイゴン・スペングラーの孫たちが活躍する『アフターライフ』では、イゴンが保管していたマシンが再び登場。時代を越えて復活したユニークな装備の数々をおさらいしよう。(神武団四郎)

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プロトンパック

小さな体に大人サイズの重量感がたまらない『アフターライフ』のプロトンパック

『ゴーストバスターズ』と聞いてまず思い浮かぶビジュアルが、ゴースト進入禁止のロゴマークと、重そうな機器を背負った作業着姿のメンバーだろう。彼らが背負っているのがプロトンパック。ボディから伸びたプロトン銃の陽子ビームでゴーストたちのエクトプラズム(霊体エネルギー)を中和して押さえ込む、要というべき必殺マシンだ。プロトンパックの中身は、高エネルギーを生み出す携帯用のイオン加速器。陽子ビームが交わると細胞レベルで吹き飛ばされてしまうため、第1作の“ラスボス”ゴーザとの戦いではその危険な特性を武器に使用した。陽子ビームはオレンジの太いビームと稲妻状の青いビームの組み合わせで、『ゴーストバスターズ 2』では派手目なルックにパワーアップ。その流れを受けついで『アフターライフ』でも激しいビームを放っている。ちなみにプロトンパックをはじめオリジナルシリーズの装備のデザインと監修は『ブレードランナー』(1982)で小道具類のデザイン、制作をしたスティーヴ・デーンが担当した。

ゴーストトラップ

今回のゴーストトラップには何が閉じ込められてる?

プロトンパックで動きを封じたゴーストを捕獲する装置がゴーストトラップ。上部にハッチが付いた小箱で、踏切の遮断器を思わせる黄色と黒のツートンカラーがいかにも、危険物な雰囲気を醸し出す。このトラップの上にゴーストを誘導し、ハッチを開くと瞬時に獲物を吸引。ゴーストを捕らえると、ハッチが閉じ小さな赤いランプが点灯する地味な仕様がかわいらしい。ちなみにバーのような上部の取っ手は、カーリングのストーンを参考にデザイン。オリジナルシリーズではボディから伸びたリモコンケーブルのペダルを踏むとハッチが開く仕様だったが、『アフターライフ』ではラジコンカーと組み合わせ遠隔コントロールできるように進化している。

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エクト・ゴーグル

『ゴーストバスターズ』より。スタンツ(ダン・エイクロイド)のトレードマークでもあったゴーグル Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

目視できない・見つけ難いゴーストを見るための装置がエクト・ゴーグル。エクトプラズムによる特異現象を追尾して、見えないゴーストを視覚化する。オリジナルシリーズで使われたのは、70年代から米軍で使われていた暗視ゴーグル AN / PVS-5a を改造したもの。メンバーの中でもスタンツ(ダン・エイクロイド)が愛用していたが、『アフターライフ』ではイゴンの孫娘フィービーのクラスメイトで唯一の友人ポッドキャストのお気に入り。

PKEメーター

オリジナル版ではイゴン博士が愛用していたPKEメーター

ゴーストのエネルギーの強さを測定するハンディ機器で、Psychokinetic Energy(霊的なエネルギー)から命名された。センサーをかざすと、エネルギーの強さに応じてボディの左右に付いたアンテナが上下に動く。オリジナルシリーズで使われたプロップは、IONA社のハンドル付き電動靴磨き機SP-1(Electric Shoe Polisher Sp-1)をベースに改造したもの。検討段階では地雷探知機のような大型のものだったが、最終的にハンディタイプに変更された。オリジナルシリーズではやや地味な存在だったが、『アフターライフ』ではフィービーとゴーストを結びつける重要な小道具として使われている。

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エクトモービル

今回のエクトは銃座を装備。子供心をくすぐるアップデート

ゴーストバスターズの足として活躍したのがエクトモービルことECTO-1(エクト・ワン)だ。ベースは1959年型キャデラックを、ミラー・ミーティア社が改造した救急車モデル。スタンツが中古で入手したポンコツの黒いボディを白と赤でペイントし、ロゴマークをあしらった“ヒーローカー”だ。ルーフにはサイレンやアンテナなどの装飾品が取り付けられ、ひと目でそれとわかるインパクトあるルック。会社の宣伝も兼ね、サイレンを鳴らし派手に走り回っていた。ちなみに特徴的なサイレン音は『地獄の黙示録』(1979)の音響効果でオスカーに輝いたリチャード・ベッグスが、ヒョウのうなり声を逆回転させて作製したもの。『ゴーストバスターズ2』では、文字を表示する電光看板などを加えたECTO-1Aにアップデートされた。

ラジコン操作のゴーストトラップも活躍!

『アフターライフ』ではECTO-1をベースに、座席が外にせり出すガンナーシートを搭載。もともと装備してあったのか、イゴンが田舎町での出動に備え改造したのかは不明だが、車体下部にハッチがあるなどオリジナルシリーズでは描かれなかった車内の様子がよくわかるのも今作のお楽しみである。

ほかにも『ゴーストバスターズ2』に登場したスライム・ブロワーやギガ・メーターなど、『アフターライフ』に登場しなかった装備もある。イゴンの血を引くフィービーには発明家としての素質もありそうだし、ぜひシリーズ化を実現し奇想天外なゴースト装備で楽しませてほしい!

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2月4日より全国公開

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