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【ネタバレ解説】『ソー:ラブ&サンダー』のアノ人って?8つのギモンと謎

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作ソー:ラブ&サンダー(全国公開中)には、「おや、コレは?」とつい思ってしまうギモンや謎が散りばめられている。鑑賞後のモヤモヤを、ここでスッキリ解消させよう!(文・平沢薫)

※本記事はネタバレを含みます。映画『ソー:ラブ&サンダー』鑑賞後にお読みいただくことをおすすめします。

1:最初のおまけシーン、アノ人は誰?

「テッド・ラッソ」のブレット・ゴールドスタインがMCU入り! - Photo by Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 ラッセル・クロウ演じる全知全能の神ゼウスが、1つの目のポスト・クレジットシーンでソー(クリス・ヘムズワース)を倒すように命じた相手は、MCU初登場のキャラクター・ヘラクレス。演じているのは、Apple TV+で配信中のコメディードラマ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」のロイ役でエミー賞助演男優賞を受賞した英国俳優ブレット・ゴールドスタインだ。ヘラクレスは、ギリシャ神話にゼウスの息子として登場するが、マーベル・コミックにも1965年に初登場。設定は怪力の持ち主と神話とほぼ同じで、コミックではソーの親友になったり、アベンジャーズのメンバーになるエピソードもある。

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2:2つ目のおまけシーン、ジェーンを歓迎した人は?

イドリス・エルバが演じるヘイムダル - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ステージ4のがんを患い、クライマックスで息を引き取ったジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)が、2つ目のポスト・クレジットシーンで再登場。見慣れない風景に戸惑う彼女を歓迎するのは、『マイティ・ソー』シリーズでソーの故郷アスガルドと地球を繋ぐ橋を守っていた番人ヘイムダル(イドリス・エルバである。

 彼は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスに倒されたが、今は戦いで死んだ勇者が行く国(=ヴァルハラ)にいることがわかった。また、本編にはアクセルこと息子のアストリッド(キアロン・L・ダイヤー)がいることが判明するが、これは映画オリジナルの設定だ。アクセルは、本編クライマックスでシフ(ジェイミー・アレクサンダー)に訓練されているので、将来的なMCU再登場の可能性もありそう。

 ちなみに、映画のジェーンの設定はコミックとほぼ共通。彼女の母親もがんで死去したこと、闘病中の彼女がムジョルニアによって一時的に力を得るのはコミックと同じだ。

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3:ゴアの娘ラヴを演じているのは?

 クライマックスでソーが引き取った悪役ゴア(クリスチャン・ベイル)の娘ラヴを演じたのは、クリス・ヘムズワースの実の娘インディア・ローズちゃん(10)。ラストシーンの息のあったコンビぶりは、二人の実生活での関係が反映されているのかもしれない。

 彼女を筆頭に、本作には主要キャストと監督の子供たちが多数出演している。まず、クリスの双子の息子たち。トリスタンくんはソーの子供時代を演じ、サーシャくんはゴアに誘拐されたニュー・アスガルドの子供の一人にふんした。誘拐された子供たちの中には、ナタリーの息子アレフくんと娘アメリアちゃん、クリスチャンの娘エメリンさんと息子ジョセフくん、そしてタイカ・ワイティティ監督の娘テ・カインガちゃんとマテワちゃんもいる。ナタリーとクリスチャンの発言によれば、子供たちの出演は予定されていたものではなく、撮影現場に遊びに来た時にたまたま出演することになったとのこと。

4:覚えてる?ニュー・アスガルドのツアーガイドはあの人

 ニュー・アスガルドで観光客たちのツアーガイドを担当する温厚そうな男性は、短編シリーズ「チーム・ソー」に登場した、ソーの気の良いルームメイト、ダリル(デイリー・ピアソン。「“チーム・ソー”結成」「帰ってきた“チーム・ソー”」「“チーム・ソー”のその後…」とあるシリーズは、タイカ・ワイティティが監督し、2016年から2018年に製作された作品。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に参加しなかったソーが、オーストラリアでダリルの家に居候し、のんびりとした日々を過ごすさまを描いたもので、現在はディズニープラスで「マーベル・ワンショット」として配信されている。

 どこかで見たことのある顔といえば、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』でおかしな寸劇を披露した面々も再登場。ルーク・ヘムズワース(ソー役)、マット・デイモン(ロキ役)、サム・ニール(オーディン役)に加えて、新たに『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でアカデミー助演女優賞ノミネートのメリッサ・マッカーシーがヘラ役で参加した。彼女の実生活での夫で監督のベン・ファルコーンも、舞台のカーテンコールに役者と一緒に登場している。また、ニュー・アスガルドでキーキー音を立てながら議事録を書いているのは、服装がかなり違うが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』でコーグと一緒に剣闘士をしていたミークだ。

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5:ゴアの剣ネクロソードって?

 原作コミックにおいて、ゴアが手に入れる剣ネクロソードは暗黒神ヌルが生み出した最古のシンビオート、オール・ブラック。つまり、ヴェノムやカーネイジのような寄生体=シンビオートだった。しかし、映画にヌルは登場せず、シンビオートだという描写もなかったので、コミックとは別モノのようだ。コミックには、ソーがこの剣を使って“コズミック・ビーイング”のギャラクタスと戦うエピソードもあるが、剣自体が破壊されてしまったので、その展開はなさそう。

6:"エタニティ"って?

 クライマックスでゴアの願いを叶えたエタニティは、マーベル・コミックにも同名キャラクターが存在する。コズミック・ビーイングまたはコズミック・エンティティーと呼ばれる、宇宙の力を持つ存在の一つで、コミック「Strange Tales #138」(1965)で初登場。頭と肩にツノ状のものがあり、人体型のシルエットの中に宇宙が見えるデザインは、「スパイダーマン」などで知られるコミック作家スティーヴ・ディッコが描いた画にかなり近い。

 また、本作にはコズミック・ビーイングそっくりの彫像も登場。ゴアとソーが戦う「永遠の門」へと続く空間に彫像が何体も置かれているが、その中には、アニメーションシリーズ「ホワット・イフ...?」に登場した宇宙を見守る存在ウォッチャーや、3つの顔で多次元宇宙を見守るリビング・トリビューナルに似た像も確認できる。

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7:オムニポテンス・シティにいた2体の巨人

 ゼウスら神々が集う都(オムニポテンス・シティ)でわずかに映った2体の巨人は、セレスティアルズだろう。そのうち、円筒形の頭部に発光点が複数ある巨人は、映画『エターナルズ』に登場したセレスティアルズの姿に似ているような? セレスティアルズは、『エターナルズ』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の回想シーンに登場した、宇宙の創生時から存在した強大なパワーを持つ種族。いわば神のような存在なので、オムニポテンス・シティにいてもおかしくない。  

8:ソーとジェーンの時間感覚、なぜ違う?

 久しぶりに再会したジェーンがソーに「3、4年ぶり?」と言うと、ソーは「8年と7ヶ月と6日ぶりだ」と答える。ソーがジェーンに未練たっぷりであることが伺えるコミカルなシーンだが、この会話には別の意味があるかもしれない。二人の時間認識のズレは、インフィニティ・ストーンの力を使ったサノスが、“指パッチン”で全宇宙の生命の半分を消したせいとも考えられる。サノスの指パッチンで消滅した人々には、消えていた5年間の記憶がない。ジェーンの時間感覚がソーより約5年短いのは、彼女が指パッチンでいなくなっていたからかも?

 『ソー:ラブ&サンダー』に隠された小ネタやアイテムは、上記以外にもまだまだ存在する。今後の展開を期待させるおまけシーンや、意外なところに隠れていたキャラクターなど、MCU作品は何度も観たくなってしまうものだ。本作で提示された新たな謎はいつ解明されるのか。ソーが再び帰ってくる日を心待ちにしたい。

(C) Marvel Studios 2022

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