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エドガー・ライトが若い女性を見つめる目が優しい

2021年11月25日 猿渡 由紀 ラストナイト・イン・ソーホー ★★★★★ ★★★★★

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ラストナイト・イン・ソーホー

スタイリッシュで、ビジュアル的に刺激たっぷり。ホラー、心理スリラーでありながら、キャリアへの野心をもつ若い女性が搾取される暗い現実についても語っていく。エドガー・ライトが女性を主人公にしたのも(しかもふたり!)驚きだが、彼女らを見つめる目がとても優しいことに感激。そのふたりを演じる女優のキャスティングも抜群。60年代のロンドンを描きながらも、美化したノスタルジアに終始するのでなく、むしろ危険で醜い部分を描いているところが興味深い。サウンドトラックも最高で、見終わった後もついつい「Downtown」を口ずさんでしまう。あの歌と同じようにキャッチーで、完璧ではないけれども、オリジナルな映画。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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