シネマトゥデイ

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サスペンス性も、はみ出し者のドラマも高密度

  •  天才、栄光なき英雄、同性愛者等々の側面から主人公チューリングの人物像に迫り、それぞれに重みをあたえる秀作。アカデミー賞ノミネートも納得がいく。

     時間に急き立てられ、軍に急き立てられながらのエニグマ解読の過程に緊張感がみなぎる。そんなサスペンスに加え、チームプレイが苦手で“イヤなヤツ”として孤立するチューリングの過去を、少しずつ浮かび上がらせる構成にはミステリー的な興味もかき立てられる。

     チューリングは“ゲーム”の敗者で、彼を利用した国が勝者となる構図。はみ出し者の虚無感が伝わってくるという点も見逃せず、ドラマとしての歯応えもある。カンバーバッチのはまり役具合ともども注目。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: ローリング・ストーン誌で、ピーター・バラカンさんに音楽の話を聞く仕事が続いております。最新号のお題はジョージ・ハリスン「バングラデシュのコンサート」。

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