シネマトゥデイ

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ハイブリッドの恐竜は、すなわち怪獣です!

  • ジュラシック・ワールド
    ★★★★

    ウー博士がイカやアマガエルのDNAをブチこんで、ハイブリッド種のインドミナス・レックスを作った話には恐怖しつつ笑ってしまった。完全にブラックユーモアの域だが、同時に「恐竜映画」としての一線を意図的に超えたなと思った。

    教訓劇・群像劇の構造は第一作の再復元で、人間の欲望のエスカレートという主題をより拡大した問題意識で扱っているわけだが、野生ではなく新種を創造した時点でこれは「怪獣映画」もしくは「ホラー映画」だ。

    VFXも映像の遺伝子操作のようなものだが、本作では復元した恐竜とフィクションの怪獣を違和感なく戦わせてしまう。ハイパーリアルに向かうハリウッド映像技術の現在値がよくわかる凄い一本だ。

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森 直人

森 直人

略歴: 映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。※illustrated by トチハラユミ画伯。

近況: YouTube配信番組『活弁シネマ倶楽部』でMC担当中。10月4日より、今泉力哉監督(『アイネクライネナハトムジーク』)の回を配信中。ほか、二ノ宮隆太郎監督(『お嬢ちゃん』)、大森立嗣監督(『タロウのバカ』)、樋口尚文監督(『葬式の名人』)、映画ジャーナリストの徐昊辰さん(『SHADOW/影武者』&『帰れない二人』について)、田中征爾監督(『メランコリック』)、大崎章監督(『無限ファンデーション』)、安里麻里監督(『アンダー・ユア・ベッド』)、深田晃司監督(『よこがお』)、江口カン監督(『ザ・ファブル』)、長久允監督(『ウィーアーリトルゾンビーズ』)、工藤梨穂監督(『オーファンズ・ブルース』)、三宅唱監督(『ワイルドツアー』)、佐向大監督(『教誨師』)、片山慎三監督×松浦祐也さん×和田光沙さん(『岬の兄妹』チーム)、二宮健監督(『チワワちゃん』『疑惑とダンス』)、広瀬奈々子監督(『夜明け』)、緒方貴臣監督(『飢えたライオン』)、関根光才監督(『太陽の塔』『生きてるだけで、愛。』)等々を配信中。アーカイブ動画は全ていつでも観れます。

サイト: https://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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