シネマトゥデイ

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チェット・ベイカーの半生にインスパイアされたオマージュ映画

  • ブルーに生まれついて
    ★★★★★

     かなり脚色が多いので、チェット・ベイカーの伝記映画というよりは、その半生にインスパイアされたオマージュ映画と呼ぶべきか。麻薬で身を持ち崩した天才ジャズトランペッターの葛藤と再起が描かれる。
     これが長編2作目のバドロー監督は以前にもチェットを題材にした短編を撮っており、その際にチェットを演じたスティーブン・マクハティーが、ここでは父親役で顔を出す。事実の忠実な再現よりも、繊細で傷つきやすいアーティストの複雑な内面に焦点を絞ったところが特徴だ。
     あえて時代の空気を再現することまで避けたせいで、昔のMTVっぽい映像になってしまった嫌いはあるものの、劇中劇の多様など独特のアプローチは興味深い。

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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況: 新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください?なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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