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近年稀に見る怪作であることは間違いなし

2017年3月17日 なかざわひでゆき 哭声/コクソン ★★★★★ ★★★★★

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哭声/コクソン

 韓国の小さな村で次々と起きる猟奇殺人。様々な噂や憶測が広まる中、やがて村外れに住み着いた謎の日本人に疑いの目が向けられていく。
 『殺人の追憶』みたいな猟奇サスペンスかと思ったらビックリ仰天。悪魔憑きだゾンビだ祈祷合戦だと、予期せぬ方向へどんどんと話が膨らむ。和製オカルト映画の怪作『犬神の悪霊』も顔負けの破天荒ぶり。そういえば、設定的になんとなく似ている点も少なくない。そこは日本と韓国の文化的類似性ゆえなのだろう。
 地域社会引いては韓国社会の閉鎖性、キリスト教とシャーマニズムの宗教的融合などを背景にしつつ、あらゆる解釈を許容する手ごわい作品。よく分からんけど凄いもの見ちゃったという感じだ。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとしてキャリア30年。TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。海外取材経験も多数。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:最近は今さらながらK-POPのボーイズバンドにドハマり中。一番の御贔屓はMCNDですが、NCTやTREASUREも大好き。もちろんBLACK PINKとかITZYとかEVERGLOWとかガールズにも夢中です。

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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