シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

連綿と続く家族の絆が生きる力の源だとエモーショナルに謳う名作

  • リメンバー・ミー
    ★★★★★

     死後の世界をモチーフとしたピクサーの意欲作は、マリーゴールドを基調に色鮮やかな祝祭空間と耳に残るラテン音楽で目と耳を楽しませ、王道のプロット運びで感情を揺さぶる。ここでは、人は2度死ぬ。誰にも思い出されなくなったときこそ、真の消滅が訪れるという世界観が切なくも現実的。アイロニカルな人生の真実を知り、信賞必罰を描く展開も豊か。人生の入口に立つ少年と、生の痕跡を伝えたいと願う出口を経た先達のコントラスト。自我とは何か。なぜ生きるのか。悩める若者は、御先祖様に背中をそっと押され、自らの道を確信して前へ進む。連綿と続く家族の絆こそ生きる力の源泉だとエモーショナルに謳い上げる名作だ。

⇒映画短評の見方

清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX、ニッポン放送●円谷プロ「ULTRAMAN ARCHIVES」●過去に「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4/朝ドラ特集」●kotoba春号「特集:ブレードランナー2019-2049」●デジタルハリウッド大学「アニメフォーラム」講演●映画.comコラム●「Pen」SF特集/●NHK BSプレミアム「ザ・ベストテレビ」出演●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」●TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

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