シネマトゥデイ

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恋物語が甘いからこそ、現実の厳しさが胸にグサリ

  • 幸せの絶頂にいるカップルが恐ろしい偏見のせいで地獄に突き落とされる、と書くと悲恋のようだが、絶対に愛を諦めないヒロインの姿に胸打たれる。愛の力で輝き、次第にたくましくなるヒロイン役のキキ・レインはとても魅力的だ。
    『ムーンライト』でも感じたが、B・ジェンキンス監督はラブシーンの演出がとても巧みだ。ささいや仕草や視線の配り方だけで愛し合う男女の姿に説得力を持たせ、見ている側をメローな気持ちにさせる。二人の愛を濃厚でロマンティックに描き、現実の厳しさや醜さを際立たせるのも監督の狙い通り。ただ、二人に起きた悲劇が今この瞬間にもアメリカで起きていると考えると気持ちが重くなる。

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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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