シネマトゥデイ

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スパイク・リーの成熟も垣間見せる快作

  • ブラック・クランズマン
    ★★★★

     このところちょっと迷走気味だったスパイク・リー、久々の快作である。舞台は’70年代半ば、主人公はコロラドスプリングス初の黒人警官。当時はブラックパワー全盛期だが、やはり地方都市だとまだシャフトやクレオパトラ・ジョーンズは映画の中だけの話だったのだろう。そんな人種差別の根強い街で、主人公はユダヤ人警官とのコンビでKKKに潜入捜査を試みる。まさに嘘みたいな実話だ。しかもノリはユーモラスにして軽妙洒脱。無知でバカで下品なレイシストたちを、徹底的にコケにして笑い飛ばす。それはトランプ時代のアメリカへ向けた皮肉でもある。こんな連中がいまだにウヨウヨしている、本当は笑っている場合じゃないんだぞと。

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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況: 新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください?なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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