シネマトゥデイ

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平成ガメラも吸収した「ギドラ襲来/四大怪獣 地球最大の決戦」

  • ゴジラ映画に何を求めるかで評価は変わる。ギャレスの前作は、放射能の惨禍を強調し原点回帰を図ったが、マイケルの本作は、VSシリーズの巨額アップデート版だ。人間と怪獣の描写が遊離することなく、科学者たちのスタンスの相違が、怪獣たちの行動原理に絡まり合う叙事詩的構造。キーワードは、怪獣災害トラウマ、生態系の守護神、鍵を握る少女。キングギドラ襲来の目的は、まるでレギオン。地球怪獣とは、古の巨神。そう、ゴジラシリーズ以上に平成ガメラシリーズをもまんまと呑み込みながら、ハリウッドが日本の怪獣文化に気合いを入れて向き合った娯楽超大作は、ドラマ性の追求よりも、東宝のキャラクター戦略に奉仕した作りともいえる。

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清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX、ニッポン放送●「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」劇場パンフ寄稿●「ULTRAMAN ARCHIVES」企画構成取材●「シド・ミード展」未来会議ブレーン、図録寄稿●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

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