大人になること、それは”なまはげ”よりも怖い!?

2020年11月20日 相馬 学 泣く子はいねぇが ★★★★★ ★★★★★

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泣く子はいねぇが

 秋田出身で、幼い頃になまはげとの遭遇を経験したことのある筆者には身につまされる……というほどではないが、「大人になる」「きちんと生きる」ということを考えさせられたのは間違いない。

 子どもが生まれても注意力散漫な性格から抜けられない。親の自覚や、地元で生きている自覚が足りない。結果的に大事なものを失い、どう行動するかが物語の肝となるが、そこに人としての“成長”を見ることができる。

 主人公のセリフにもあるが、東京と田舎の暮らしの速度は全然違う。田舎の独特のテンポをとらえたユーモラスな語り口は、訛りを含めてリアルを感じた。監督も秋田出身というが、対象と真摯に向き合う姿勢込みでグッとくる。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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