デル・トロらしさは確実に見られる

2020年11月28日 猿渡 由紀 魔女がいっぱい ★★★★★ ★★★★★

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魔女がいっぱい

監督はゼメキスだが、「シェイプ・オブ・ウォーター」「スケアリーストーリーズ 怖い本」に続き、アメリカの60年代をディテールまで美しく描写したところに、プロデューサー兼脚本家を務めたギレルモ・デル・トロらしさを見る。オクタヴィア・スペンサーが主要なキャラクターで登場するのも、(家族向けだからかなり抑えられているが)怖さがあるのも同様。そんなふうに、ビジュアル面では楽しめるが、映画の最初で語られる、祖母と孫の心のつながりの部分が、アクションやCGIが満載になる後半、少し薄れてくるのが残念。キュアロンも製作にかかわっているのだし、もっとハートがたっぷりの映画になってもよかったと思う。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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